
地域リーグも多くのクラブが残り2試合となり、終盤戦を迎えている明治安田J1百年構想リーグ。ゴールデンウィークの連戦を終え、EASTでは明暗がくっきり分かれつつある一方、WESTでは依然として上位争いの行方が不透明な状況が続いている。
WESTで現在首位に立つのは、今季よりJリーグファンにはおなじみの名将ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いる名古屋グランパス。昨季とは打って変わって好調なFW陣が得点を量産し、第15節終了時点でヴィッセル神戸を得失点差で上回り暫定首位に躍り出た。
そんなWESTで、ここから上位フィニッシュを狙っているのが現在6位につける清水エスパルスだ。今季はかつて神戸をJ1連覇に導いた吉田孝行監督を迎え、新戦力の力を活かしながら勝ち点を積み上げている。特に存在感を放っているのが、町田ゼルビアから期限付きで3年ぶりに清水へ復帰したFWオ・セフンだ。Jリーグでは圧倒的な空中戦の強さを誇り、ゴール数もチームトップの7ゴールとここまで文句なしの活躍を見せている。
そのオが期限付きという状態であることに加え、台頭する若手のステップアップなどがファンやサポーターの関心を集めている。チームがさらなる上位進出を目指すうえで、どのポジションにどんな補強を行うかは大きな注目ポイントだ。ここでは、今季ここまでの戦いぶりを踏まえ、清水が今夏に補強すべきポイントをポジション別に3つ挙げていく。

ベテラン頼みからの脱却が必須!
まず、補強ポイントとして挙げられるのが左サイドバックだ。昨季まで左サイドの主力であったDF山原怜音が今冬に川崎フロンターレへ移籍。主軸を失って迎えた今季は、DF吉田豊がベテランらしい安定感を発揮し、主力としてチームを支えてきた。ここまでのパフォーマンスは流石の一言で、ゴールやアシストといった勝ち点に直結する結果も残している。
また、大卒ルーキーのDF日髙華杜の台頭も際立つ。開幕戦でいきなりスタメンに抜擢されると、その後も両サイドで出場機会を得てここまで7試合に出場。ロングスローなどで見せ場を作っている。
しかし、気がかりなのはベテランのポジションを脅かす存在が少ない点だ。日髙を除けば、昨季序盤戦で活躍したDF高木践や、日髙と同じく法政大学から加入した大卒ルーキーのMF大畑凛生らが候補に挙がるものの、現時点ではスタメン定着に至っておらず、今大会でも本来の力を発揮し切れていない。
もちろん、センターバックでの起用が多いDFマテウス・ブルネッティやDF本多勇喜らもサイドバックをこなせるため、人数だけを見れば充足しているとも言える。だが、将来的なチーム作りを考えれば、若手の台頭不足は不安要素でもある。今夏、吉田の牙城を脅かすような新戦力が加わるのか注目だ。
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