
一部を除き第15節までの日程を消化した明治安田J1百年構想リーグ。残すところ3試合となったが、東西で異なる様相を呈しており、それぞれで激しい盛り上がりを見せている。
EASTでは、昨季J1王者の鹿島アントラーズが堂々の首位をキープ。15試合で喫した黒星はたったの3つ、さらに90分間での敗戦は1つのみと、盤石の強さを見せつけながら首位を快走している。一方で苦しんでいるのは、昨季に鹿島と優勝争いを繰り広げた柏レイソルだ。15試合を終えて白星は4つのみ。内容面でも、直近5試合で奪った得点はわずか1と、深刻な得点力不足が課題となっている。
対するWESTは、EASTとは対照的に混戦模様だ。第15節終了時点で首位が入れ替わり、それまでグループを牽引していたヴィッセル神戸に代わり、今季からミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いる名古屋グランパスが首位に浮上した。また、昇格組のV・ファーレン長崎は苦戦を強いられているものの、4位の清水エスパルスから最下位の長崎までは勝ち点差がわずか3と極めて小さい。上位争い、下位争いともに、残る3試合で順位が大きく変動する可能性を残している。
そんなJ1百年構想リーグでは、4月29日から5月6日にかけてのゴールデンウィーク(GW)期間中、今大会の行方を左右する重要な連戦が各地で行われた。ここでは、その連戦で際立つ活躍を示した日本人選手を3名紹介する。なお、各クラブがこの期間の3試合(4月29日、5月2~3日・6日開催分)で獲得した勝ち点は、以下の通りである。
EAST
- 浦和レッズ+9
- FC東京+6
- 町田ゼルビア+6
- 東京ヴェルディ+6
- 鹿島アントラーズ+5
- 横浜F・マリノス+4
- 川崎フロンターレ+3
- 水戸ホーリーホック+3
- ジェフユナイテッド千葉+3
- 柏レイソル+0
WEST
- 名古屋グランパス+7
- V・ファーレン長崎+6
- 清水エスパルス+5
- セレッソ大阪+5
- ファジアーノ岡山+5
- アビスパ福岡+5
- ガンバ大阪+4
- ヴィッセル神戸+3
- 京都サンガ+3
- サンフレッチェ広島+2

小森飛絢(浦和レッズ)
今季は開幕戦で完勝を収めるも、その後白星が続かずにいた浦和レッズ。第6節からは6連敗と長いトンネルを経験し、マチェイ・スコルジャ監督が退任する事態にまで発展している。
しかし、GW中の3試合でJ1最多となる勝ち点を積み上げたのは浦和だった。急遽指揮を任された田中達也監督のもと、第13節からの3試合をいずれも無失点で制し、見事に3連勝。崩れかけていたチームを立て直し、ここから最後の3連戦に臨む。
そんな田中監督の船出に華を添えたのが、昨夏加入したFW小森飛絢だ。今季は昨冬に負った負傷の影響もあってか、開幕後はベンチ外が続いていたものの、第12節で実戦復帰。するとGW期間中は、第13節の川崎フロンターレ戦、第14節の古巣ジェフユナイテッド千葉戦で、いずれも途中出場からゴールをマークした。限られた出場時間の中でも、確かな結果を残せる勝負強さを示している。
ベルギーへの期限付き移籍は、必ずしも成功と言えずに終わった小森だが、昨夏から今季にかけて15試合で6ゴールを記録しており、その得点能力の高さは折り紙付きだ。このままチームとともに復調を印象付けることができれば、海外再挑戦への道も再び開けてくるかもしれない。
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