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他クラブで躍動するFC東京ユース出身選手3選【2026】

武藤嘉紀 写真:アフロスポーツ

明治安田J1百年構想リーグは終盤戦へと移行し、一部を除き第14節までを終えた。EASTで現在首位を走るのは、昨季のJ1王者・鹿島アントラーズ。開幕戦こそPK戦の末に敗れたものの、第2節以降は盤石な強さを見せて7連勝を記録。ここまで14試合を終えて、90分間での敗戦はわずか1つと圧倒的な強さを示している。

その鹿島を追うのが、現在2位のFC東京だ。松橋力蔵監督の就任初年度となった昨季は、終盤に持ち直したものの、夏までの出遅れが響き11位でフィニッシュ。不本意なシーズンを送っていただけに、この百年構想リーグでいかに上位争いへと立て直せるかが注目されていた。

そして迎えた今季、FC東京は開幕戦で王者・鹿島をPK戦ながら撃破。その後もここまで90分間での敗戦は第4節の柏レイソル戦1つのみ。直近の川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”でも2-0と安定感を見せつけ快勝を果たしている。

好調を支えるのがユース出身選手の存在だ。昨年ファジアーノ岡山への期限付き移籍中にブレイクしたMF佐藤龍之介や、昨季5年ぶりに復帰したMF橋本拳人など、生え抜きの主力がチームを牽引。ファンやサポーターにとっても感慨深いチーム編成になっている。

もっとも、FC東京ユース出身の活躍はチーム内にとどまらない。現在は他クラブへ活躍の場を移し、主力として躍動している選手も多い。ここでは、そうしたFC東京ユース出身選手を3名紹介する。


武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)

現在もJリーグで活躍するFC東京のユース出身選手といえば、真っ先にヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀を思い浮かべるJリーグファンは多いだろう。

2014年に慶應義塾大学を経てFC東京へ加入。開幕戦から出場機会を得るとそのまま主力に定着し、33試合で13ゴール1アシストを記録する活躍でJリーグベストイレブンにも選出された。2年目も勢いは一切衰えず、シーズン途中に移籍するまでに17試合で10ゴール2アシストと怪物ぶりを見せつけ、同年5月にはドイツへと活躍の場を移した。

渡欧後も得点力は健在で、移籍初年度は20試合に出場し7ゴール。以降もドイツのマインツでは継続的に出場機会を得て毎年複数ゴールを挙げた。しかし、プレミアリーグ(イングランド1部)のニューカッスル移籍後は出場機会の減少に伴い得点数も伸び悩み、スペインのエイバルを経て2021年夏にヴィッセル神戸へ加入した。

神戸加入後は初年度から主力として躍動。2021年はシーズン途中加入にも関わらず14試合で5ゴール7アシストと多くのゴールに絡み、チームの3位フィニッシュに大きく貢献した。その後は負傷離脱もありながら、2023年には34試合10ゴール10アシストでクラブ初のJ1優勝に大きく寄与。翌年も37試合で13ゴール7アシストを記録し、Jリーグ最優秀選手賞に輝いている。

昨季は怪我に悩まされ、今季もここまで出場は8試合。それでも3ゴールを挙げており、まだまだ得点力に衰えの兆しは見られない。33歳となりキャリア終盤に差し掛かっているが、現役生活の最後には、再び青赤のユニフォームでプレーする姿が見たいと願うファンがいても不思議はない。

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名前:大島俊亮
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