Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋グランパスが狙うべき今夏の補強候補4選【J1リーグ2026】

青木駿人(左)浅野拓磨(中)菅大輝(右)写真:アフロスポーツ

15試合を終えた明治安田J1百年構想リーグで、WEST暫定首位に立っている名古屋グランパス。今シーズンからJ1リーグ通算勝利数歴代3位を誇るミハイロ・ペトロヴィッチ監督を新たに迎え、攻撃的なスタイルをチームに浸透させている。

中でも際立つのが、総得点数「25」という数字だ。各クラブで消化試合数に差はあるものの、これはEAST・WEST全20クラブの中で鹿島アントラーズと並ぶリーグ2位タイ。得点力向上という点で、確かな成果を示している。

百年構想リーグは6月上旬に閉幕し、8月上旬開幕予定の2026/27シーズンJ1リーグに向けて、各クラブの補強も本格化していくはずだ。現在の名古屋のスカッドを見渡すと、左CB(センターバック)やWB(ウィングバック)の層にはやや不安が残るだけに、今夏はそのポジションを中心に補強へ動く可能性も十分考えられる。ここでは、今夏に名古屋が狙うべき4選手を筆者の視点で紹介していく。


青木駿人 写真:アフロスポーツ

青木駿人(徳島ヴォルティス)

1人目は、徳島ヴォルティスで左CBを務めるDF青木駿人だ。日大藤沢高校(神奈川県)から日本大学を経て、2024シーズンに徳島でプロキャリアをスタート。長短を織り交ぜた正確なパスや高いビルドアップ能力、対人戦で競り負けないフィジカルを武器に、プロ1年目からJ2リーグ26試合1アシストを記録した。

プロ2年目の昨シーズンは副キャプテンに就任。ピッチ内外でチームを統率するなどリーダーシップも存分に発揮し、J2リーグ32試合1アシストをマークした。徳島は同シーズンをJ2リーグ4位で終え、J1昇格プレーオフ(PO)進出を果たしている。

J1昇格PO初戦のジュビロ磐田戦では、1-1で迎えた終盤に押し込まれる展開となったものの、青木を中心とした守備陣が最後まで耐え凌ぎ決勝進出。決勝戦ではジェフユナイテッド千葉に敗れたが、青木自身はJ2屈指のCBとして評価を大きく高めたシーズンとなった。

今シーズンは左足舟状骨疲労骨折の影響もあり、百年構想リーグでの出場はなし。現在は2026/27シーズンに向けてコンディション調整を続けている。ただ、ビルドアップ能力に優れる左利きのCBという点を踏まえれば、名古屋のスタイルに適応できる可能性は十分高いだろう。


小川大空(サガン鳥栖)

2人目は、サガン鳥栖に所属するDF小川大空だ。阪南大学高校(大阪府)から大阪体育大学を経て、2022シーズンに愛媛FCでプロキャリアをスタートさせた。

小川は、フィジカルの強さを生かした対人守備に加え、広範囲をカバーできる守備力、そして精度の高い左足のキックを武器とするCBだ。最終ラインからのビルドアップにも優れており、攻撃の起点としても機能できる点が大きな魅力である。

プロ2年目の2023シーズンには、その持ち味が存分に発揮され、J3リーグ36試合1ゴール1アシストを記録。愛媛のJ2昇格に大きく貢献した。続く2024シーズンには、自身初となるリーグ全38試合に出場し、3ゴールをマーク。攻守両面で存在感を示し、飛躍の1年を過ごしている。

こうした活躍もあり、2025シーズンからはサガン鳥栖へ完全移籍。鳥栖でも足元の技術やビルドアップ能力が高く評価され、J2リーグ全38試合に出場するなど主力として活躍した。

百年構想リーグでも第15節終了時点で14試合に出場。安定したパフォーマンスでJ2を代表するDFとして名を上げている。前述の青木同様、足元の技術に優れた左利きのCBであり、名古屋のスタイルにも適応できる可能性は高い。将来性を含めても、獲得に動けば面白い存在と言えるだろう。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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