Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋グランパス、赤字6億円超…今夏の補強難航の恐れも

名古屋グランパス 写真:アフロスポーツ

 名古屋グランパスはミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもと、J1百年構想リーグで好調をキープしているが、今夏は強化が難航する恐れがあるようだ。

 官報には5月18日付で株式会社名古屋グランパスエイトの第35期決算公告が掲載されているが、これによると同社の当期純損失はマイナス6億7400万円。利益剰余金はわずか1500万円しか残っていない。

 数字が示す実態はより深刻だ。流動資産11億8400万円に対し、流動負債は21億7200万円。流動比率は約54.5%と、財務の健全ラインとされる100%を大きく下回る。短期的な支払い能力に黄信号が灯っている状態と言わざるを得ない。

 資産合計24億4400万円のうち、投資その他の資産が12億2400万円を占める一方、有形固定資産はわずか1600万円。実態を伴う資産の薄さも際立つ。

 J1百年構想リーグ・グループBで2位という成績と財務書類の乖離——これが今のグランパスの真の姿だ。J1百年構想リーグ終了後の移籍市場において、ライバルクラブが資金を投じて戦力を上積みしてくる中、名古屋が同等の動きを取れる余地は極めて限られているとみられる。