Jリーグ ベガルタ仙台

ベガルタ仙台が狙うべき今夏の補強候補4選【J2リーグ2026】

名願斗哉(左)麻田将吾(中)一美和成(右)写真:アフロスポーツ

第16節終了時点で2試合を残しながら、明治安田J2・J3百年構想リーグEAST-Aの首位突破を決めたベガルタ仙台。開幕から13試合無敗を記録し、昨シーズンJ1から降格した湘南ベルマーレや横浜FCなど、強豪がひしめくグループを独走してきた。

現在開催中の地域リーグラウンドは、5月23日(土)・24日(日)の第18節をもって全日程を終了予定。その後は、4グループの同順位クラブ同士が対戦するプレーオフラウンドが行われ、J2・J3全40クラブの最終順位が確定する。

百年構想リーグは6月上旬に閉幕予定で、各クラブは8月上旬開幕予定の2026/27シーズンJ2リーグに向け本格的な補強へ動き出すはずだ。仙台は、CB(センターバック)やWB(ウィングバック)の選手層にやや不安を抱えており、前線ではチーム得点王のMF岩渕弘人に続く得点源の確保も必要になると考える。

なかでも、今シーズンCBの主力を務めていたDF髙田椋汰の負傷状況次第では、CB補強の優先順位が大きく変わる可能性もある。ここでは、仙台が今夏に狙うべき4人の補強候補を筆者独自の視点から紹介する。

※2026年5月16日時点のデータに基づく。


モンテディオ山形 写真:アフロスポーツ

榎本啓吾(モンテディオ山形)

1人目は、モンテディオ山形で左SH(サイドハーフ)や左SB(サイドバック)を主戦場とするMF榎本啓吾だ。ジェフユナイテッド千葉のアカデミーから東海学園大学を経て、2022シーズンに藤枝MYFCでプロキャリアをスタートした。

細かなタッチと鋭い初速を生かしたドリブルで対峙したDFを一瞬で置き去りにできるほか、高いシュート意識や正確なパスでも攻撃を牽引。守備面でも豊富な運動量を武器にハードワークを惜しまず、攻守両面で存在感を発揮できるプレーヤーだ。

プロ1年目の2022シーズンからJ3リーグ34試合4ゴール2アシストを記録し、藤枝のJ2昇格に大きく貢献。続く2023シーズンも、自身初のJ2リーグで41試合2ゴール4アシストをマークし、左サイドの攻撃の起点として多くのチャンスを生み出していた。

2025シーズン途中には同じJ2の山形に完全移籍したが、左SHの主力であるMF國分伸太郎、左SBの主力であるDF野嶽寛也とのポジション争いに苦戦し出場機会を伸ばせていない。百年構想リーグでも出場は5試合にとどまっており、今オフに移籍する可能性が高い選手の一人といえるだろう。

今シーズンの仙台では、左WBにDF石井隼太がレギュラーとして活躍している。そこへ榎本が加われば、左WBの層はさらに厚みを増し、長いシーズンを戦い抜くうえで大きな戦力になるはずだ。


一美和成 写真:アフロスポーツ

一美和成(ファジアーノ岡山)

2人目は、ファジアーノ岡山のFW一美和成だ。一美は熊本県の大津高校を卒業後、2016シーズンにガンバ大阪(以下、G大阪)でプロキャリアをスタートさせた。182cm81kgの屈強なフィジカルを生かした空中戦の強さやポストプレーを武器に、前線で攻撃の起点になれるストライカーで高いシュート意識も持ち味。優れたポジショニングや相手DFとの駆け引きによって、多くの場面でフィニッシュまで持ち込める。

プロ入りから3シーズンはJ3のG大阪U-23での出場が中心となったが、3年間でJ3リーグ75試合19ゴール7アシストを記録。世代別日本代表にも選出されるなど、高い評価を受けていた。2019シーズンには、当時J2だった京都サンガへ期限付き移籍。この年はJ2リーグ36試合17ゴール4アシストを記録し、J2得点ランキング8位タイに入るなど大ブレイクを果たした。その後は横浜FC、徳島ヴォルティスでプレーし、完全移籍で復帰した京都を経て、2024シーズン途中から岡山に加入している。

百年構想リーグでは13試合に出場しているものの、ここまでノーゴール・ノーアシストと結果を残せておらず、今オフに環境を変えるため移籍を選択する可能性もあるだろう。今シーズンの仙台では、FW岩渕が攻撃陣を牽引しているものの、実績十分の一美が加われば前線の層はさらに厚みを増し、長いシーズンを通して安定した戦いにつながるはずだ。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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