
6月6日にプレーオフラウンドの2ndレグが行われ、全日程を終了した明治安田J1百年構想リーグ。注目の昨季王者鹿島アントラーズと2023年・2024年の王者ヴィッセル神戸との優勝決定戦は、ホームで鹿島が2-0と神戸を下すも、1stレグの5点差を覆すには至らず2戦合計5-2で神戸が大会王者に輝いた。
そんな神戸を昨季まで率い、クラブ初の連覇に導いた吉田孝行監督を新指揮官に迎えたのが清水エスパルスだ。清水は昨冬、J2優勝やJ1復帰に大きく貢献してきたMF乾貴士やDF山原怜音といった主力を失うも、今大会は粘り強い守備で奮戦。90分での勝利こそ少なかったが、WEST7位で地域リーグラウンドを終えていた。最終的にプレーオフラウンドで横浜F・マリノスに2戦合計1-4と敗れたが、順位の上では昨季と同じ14位で大会を終えている。
今大会で見えた課題を解決すべく、補強を含めさらなるチーム力アップに向かいたい清水。しかし、移籍に関してはむしろマイナスに振れてもおかしくないような話題が多くなっている。MFマテウス・ブエノやMF宇野禅斗といった主軸を担う中盤の選手たちに流出の噂があるからだ。もちろん、彼らの活躍ぶりやチームへの貢献度を思えば、国内上位勢や海外クラブから声がかかることに不思議はない。とはいえ、一度にチームの中心選手が複数流出するとなれば清水にとっては致命傷になりかねない。
まだ、クラブから彼らの正式な移籍のリリースはないが、仮に各所での報道が事実とするならばこれ以上の戦力流出は許されない。ここでは、ブエノや宇野を除いた選手のなかから、今夏絶対に清水が手放せない選手トップ5を紹介していく。

5位:弓場将輝
5位にはMF弓場将輝を挙げる。宇野やブエノ、あるいはMF嶋本悠大といった選手たちの前になかなかポジションを掴めずにいたが、宇野の負傷もあった大会終盤戦では連続して長い時間ピッチに立ち、ゴールやアシストといった得点に関わる活躍で大いに存在感を放った。
もともと2022年に大分トリニータでJリーグデビューを果たしていた弓場。ボール奪取力や運動量には定評があり、昨季がJ1初挑戦ながら12試合に出場するなど存在感を示し、年齢的に近い宇野と比較され続ける形で評価を徐々に高めてきた。
清水の中盤は、ブエノと宇野の流出が事実であるならば一気に空洞化してしまう恐れがある。選手層という意味でも弓場に懸かる期待は、今後加速度的に大きくなっていくに違いない。主力流出を前提とするならば、間違いなく欠かせない存在となることから弓場を5位とした。

4位:北川航也
今季、清水がシーズン後半戦で勝ち点の積み上げに苦慮した1つの要因として、FW北川航也が戦列を離れていたことが挙げられる。クラブから正式に怪我などのリリースはなかったが、4月以降のゲームではベンチ外が続いていた。
前半戦の第8節までで2ゴールを挙げていた北川。それまでチームは90分で敗戦がわずか1つのみだったことを踏まえても、攻守あるいは前線でのボールキープなどにおいて北川の果たしていた役割の大きさがうかがえる。
間もなく30歳を迎える北川だが、復帰を果たした直近のプレーオフラウンドでは落ち着いたボールコントロールを随所に見せるなど、まだまだ衰えの兆しは見えない。チームの象徴として、また前線でのボールの預けどころの1つとしてなくてはならない存在であることから手放せない選手4位とした。
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