
8月7日に開幕の迫る2026/27シーズンのJ1リーグ。各クラブキャンプやトレーニングマッチなどを経て、準備も大詰めを迎えている。
秋春制への移行前に行われたJ1百年構想リーグでは、EASTを鹿島アントラーズが、WESTをヴィッセル神戸が制し、プレーオフラウンドの両者の対決は2戦合計5-2で神戸がハーフシーズン王者に輝いた。
一方で、J2からの昇格組にとっては苦しいハーフシーズンとなった。EASTを戦った水戸ホーリーホックとジェフユナイテッド市原・千葉はともに下位に沈み、WESTのV・ファーレン長崎も混戦の中ではあるが9位と苦しんだ。
そんなハーフシーズンの戦いを経て、各クラブは例年以上に夏の補強にも精力的に動いている。J1で実績豊富な選手を複数獲得し、王座を狙う鹿島や神戸。一桁順位あるいは上位を目指し国内外から実力者を多く獲得した清水エスパルスやアビスパ福岡といったクラブがある一方、ここまでは移籍市場において後れを取っているクラブも見受けられる。ここでは、そんな夏の移籍を受けて戦力ダウンが心配なJ1クラブを3つランキング形式で紹介していく。

3位:サンフレッチェ広島
IN(新加入)
- 浅野拓磨(RCDマジョルカより完全移籍)
- セバスティアン・アレー(ユトレヒトより完全移籍)
- 川村拓夢(レッドブル・ザルツブルクより完全移籍)
OUT(移籍・退団)
- トルガイ・アルスラン(引退)
- 茶島雄介(引退)
- ジャーメイン良(清水エスパルスへ完全移籍)
- 小原基樹(ジュビロ磐田へ期限付き移籍)
- ヒル袈依廉(ブラウブリッツ秋田へ期限付き移籍)
- 木下康介(清水エスパルスへ完全移籍)
- 中村草太(ル・アーヴルACへ期限付き移籍)
百年構想リーグではWEST4位、プレーオフラウンドで川崎フロンターレを破り全体の7位でフィニッシュしていたサンフレッチェ広島。前半戦に4連敗があるなど苦しむ時期もあったが、最後はプレーオフも含めて5連勝で締めくくり、近年安定して強さを示していたクラブとしての意地を見せた。
そんな広島だが、今夏の移籍ではやや戦力ダウンが懸念される。特に影響が心配されるのは前線の陣容だ。百年構想リーグで16試合に出場し3ゴールを挙げていたFWジャーメイン良と、同じく19試合と多くの出場機会を得て3ゴールを挙げていたFW木下康介が、揃って清水エスパルスへと移籍。両者ともに途中出場も多いハーフシーズンとなったが、得点源として機能していた戦力を失った。
また、ルーキーイヤーの昨季32試合に出場し6ゴールを挙げたFW中村草太も海外移籍が決定。百年構想リーグでも、終盤戦4試合連続でゴールを挙げるなど躍動した若手を送り出すこととなっている。
中盤では、MFトルガイ・アルスランが引退。約2年ほどの在籍ながら、加入初年度には14試合で8ゴールと存在感を見せつけた頼れるベテランも、ここでチームを離れることとなった。
もちろん、流出の穴をそのままにしている広島ではない。前線にはFW浅野拓磨が10年ぶりに帰還。海外クラブや代表での経験、実績ともに頼もしい選手が加わった。また、同じく海外クラブで豊富な経験を持つFWセバスティアン・アレーも獲得。コートジボワール代表としても34試合11得点の記録を持つ新たな得点源候補も加わり穴埋めを図る。
さらに、中盤にはMF川村拓夢が復帰。得点やアシストにも期待できる選手が2年ぶりにチームに帰ってきた。
確かに新戦力は少数精鋭。いずれも海外経験を持つ頼もしい選手たちばかりだ。それでも、前線で抜けた複数の得点源とチームの主軸として活躍していた外国籍選手との別れの影響は小さくないことから、戦力ダウンが心配なクラブ3位とした。
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