
スペインの優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップ26(北中米W杯)。ラウンド32で散った日本代表の激戦の余韻もいまだに残っているが、日本国内ではJリーグ2026/27シーズンの開幕も迫りまた熱狂の季節が近づいている。
2024シーズンのJ1リーグを最下位で終え、昨季は8位と昇格を逃したサガン鳥栖は、今夏積極的な補強の動きを見せている。百年構想リーグではWEST-Bグループを戦い3位。九州勢が多くを占めたグループで、テゲバジャーロ宮崎に独走を許し、J3勢である鹿児島ユナイテッドにも後れを取る形となった。
そんな鳥栖だが、もちろん来る新シーズン狙うのは上位争い、そしてその先にあるJ1復帰だ。今夏はJ1クラブから複数の選手を獲得し、熾烈な昇格争いに臨む意気込みを感じさせている。ここでは、鳥栖の今夏の移籍についてA~Eの5段階で評価していく。

GK&DF:評価A
IN(新加入)
- 阿部海大(ファジアーノ岡山より完全移籍)
- 藤嶋栄介(鹿児島ユナイテッドより完全移籍)
- 吉田真那斗(大分トリニータより完全移籍)
OUT(移籍・退団)
- 内山圭(レノファ山口へ完全移籍)
- 北島郁哉(FC岐阜へ期限付き移籍)
- 上原牧人(福島ユナイテッドへ完全移籍)
守備陣には即戦力を複数加えることに成功した。守護神GK泉森涼太をはじめ、DF長澤シヴァタファリやDF小川大空ら主力の大半がチームに残留したことも大きい。
J1ファジアーノ岡山より加入のDF阿部海大は、これまでキャリアの大半をJ2で過ごしてきた選手。岡山やブラウブリッツ秋田で主力を務め、2024シーズンには岡山初のJ1昇格の中心となった。チームのJ1昇格後の昨季はベンチに座る機会も多かったが、シーズン終盤戦勝ち点3が遠い時期にスタメン出場を続けるなど厳しい状況を支えた。J2での頼もしさは実績が示していることから、効果的な補強であることは間違いない。
同じ九州のJ2クラブ、大分トリニータから加入のDF吉田真那斗も注目選手の1人だ。2024シーズン途中まで過ごした横浜F・マリノスでは出場機会が限られたが、同年夏大分へ移籍後は主力として守備陣を牽引。完全移籍へ移行となって迎えた百年構想リーグでも、17試合と多くの出場機会を得て2ゴールを挙げるなど、攻守に存在感を放っている。
主力の流出阻止に加えJ2で実績のある即戦力を複数獲得できたことから、補強の出来は上々と言える。よって評価はAとした。
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