
J1百年構想リーグはヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。混戦模様となったWESTグループを制した神戸は、その勢いのままプレーオフラウンドで昨季のJ1王者鹿島アントラーズを2戦合計5-2で圧倒し、ハーフシーズンの頂点に立った。
WESTとは異なり、やや差のつく展開となったEASTグループでは、王者鹿島が圧倒的な強さで勝ち点45を稼いで首位に立った。グループ最下位のジェフユナイテッド千葉との勝ち点差は33にまで開く結果となった。
そんなEASTで思わぬ苦戦を強いられたのが柏レイソルだ。昨2025シーズンは最終盤まで鹿島と優勝争いを繰り広げ、百年構想リーグでも上位争いを期待されたが、開幕戦で5失点を喫するとそのまま3連敗とスタートダッシュに失敗。第10節からは6連敗と長いトンネルも経験し、終盤戦で立て直すと、プレーオフでも京都サンガに勝利を収めた。しかし、不本意なハーフシーズンとなったのは間違いない。
当然来る新シーズンで柏が目指すのは、再び優勝戦線へと加わりタイトルを獲得すること。今夏の補強の動きからもその姿勢は強く感じる。ここでは、この夏の柏の移籍動向についてA~Eの5段階で評価していく。

GK&DF:評価B
IN(新加入)
- 若原智哉(ジェフユナイテッド千葉より完全移籍)
- 麻田将吾(京都サンガより完全移籍)
OUT(移籍・退団)
- 成瀬竣平(契約満了)
- 坂田大樹(鹿児島ユナイテッドへ完全移籍)
最終ラインおよびGKは流出を最小限に留め、即戦力をピンポイントで補強している。
まず、注目は同県のライバルクラブであるジェフユナイテッド千葉より加入のGK若原智哉。柏のGKと言えば、百年構想リーグでも主軸を務めたGK小島亨介がおり、絶対的な守護神として君臨している。そこへ、このハーフシーズン千葉で主力の一角を担った守護神を加え、より選手層に厚みを加えた格好だ。
若原は京都時代にもJ1を経験しているが、出場試合数は決して多くはなく、すぐに小島のポジションを脅かすことはないだろう。しかし、近年はJ2で熾烈な上位争いを繰り広げるチームを渡り歩き確実に存在感を高めている選手。小島やGK永井堅梧とのポジション争いにより、チームにもプラスの影響を与えてくれるはずだ。
DFラインでは京都よりDF麻田将吾を獲得。昨季は6試合、百年構想リーグでも7試合と直近の約2年ほどは怪我の影響もあり出場機会を減らしていたが、それ以前は京都の絶対的な守備の要として活躍していた選手だ。特に2021年には38試合と多くのゲームに出場して京都のJ1復帰に貢献。高さとスピードに加え、左足の質の高いキックを活かしたプレーでJ1の舞台でも存在感を放ってきた。
百年構想リーグで出番を得ていた選手は全て残留。そこへ、成長著しいGKと実力十分なセンターバックを加えたことから戦力は上向き、評価はBとした。
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