
2026/27シーズン明治安田J2リーグは、9月26日に第8節が終了。首位に浮上したベガルタ仙台や、それを追うRB大宮アルディージャ、アルビレックス新潟などが上位を形成している。一方で、期待の新戦力を擁しながらも下位に低迷する北海道コンサドーレ札幌やFC今治のようなチームもあり、群雄割拠の戦いが続いている。
激しい昇格争いや残留争いが繰り広げられる中、チームの命運を握る中心的プレイヤーたちへの風当たりは強い。特に、過去の実績や前評判、あるいはチーム内での役割に見合わない「低調なパフォーマンス」によって、サポーターや周囲からの評価を落としている選手たちが存在する。
ここでは、今シーズン期待を裏切る形となっている7人のJ2プレーヤーをピックアップし、その現状と課題を分析する。
MFアレクサンダル・パロチェビッチ(FC今治)
1人目は、FC今治が今夏の移籍市場における最大の目玉として獲得した新戦力MFアレクサンダル・パロチェビッチだ。セルビア代表歴を持っているほか、韓国の浦項スティーラースやFCソウルなどで活躍してきた実績がある。
今治では、トップ下やボランチで攻撃の全権を握るマエストロとして迎え入れられたが、日本の蒸し暑い夏から始まった秋春制の開幕に適応しきれていないことや周囲との連携不足もあり、思うようなプレーができていない。前線への決定的なラストパスの回数は前評判を下回り、自身のコンディションも上がっていない印象を与えている。
今シーズンはここまでJ2リーグ4試合の出場(先発2試合)にとどまり、ゴールやアシストも記録できていない。チームはアベル・モウレロ前監督の解任に至る低迷から抜け出せず、J2屈指のタレントとして期待された費用対効果を発揮できていない現状は、低調と言わざるを得ない。
MF櫻井辰徳(サガン鳥栖)
2人目は、サガン鳥栖MF櫻井辰徳だ。鳥栖に在籍して3季目となる同選手は、J1復帰を目指す中盤のキーマンとして大きな期待を背負って今シーズンを迎えた。
しかし、直近の第8節のモンテディオ山形戦(0-2)では、相手の統率された守備ブロックを前に効果的な縦パスを供給できず、バックパスや安全な横パスに徹するシーンが目立っていた。山形戦での敗戦でチームは3連敗となり、17位まで順位を下げている。
前線へ決定的な推進力を与えられず、カウンターの起点となるべき場所でボールを失うシーンもあり、かつて評価されていた展開力が影を潜めており、同選手の低調さと比例するようにチームの成績も下降している印象だ。
FWティラパット(北海道コンサドーレ札幌)
3人目は、タイ国内屈指の有望株として、今年1月に北海道コンサドーレ札幌への期限付き移籍が発表されたFWティラパットだ。
19歳ながら爆発的なスピードと変幻自在のドリブルを武器に、今年2月から6月にかけて行われた百年構想リーグでは、11試合1ゴール4アシストをマークし存在感を示したが、現在の評価は芳しくない。
その最大の要因は、日本サッカー、特にJ2のソリッドな組織守備と戦術的な規律への適応の遅れにある。今シーズン出場した試合では、個の局面で打開を試みるものの、味方との連動を欠いた強引な仕掛けが目立ち、チーム全体の攻守のリズムを遮断してしまうシーンが見受けられる。
コメントランキング