
FIFAワールドカップ26(北中米W杯)も佳境を迎え、日本ではいよいよ秋春制へ移行して初となるJリーグの開幕が迫ってきた。各クラブ、国内あるいは欧州でのキャンプやトレーニングマッチを行っており、8月の2026/27シーズン開幕に向け着々と準備が進んでいる。
ジェフユナイテッド市原・千葉は昨2025シーズン、惜しくも勝ち点1差で自動昇格圏である2位以内を逃した。加えてプレーオフ準決勝では、RB大宮アルディージャを相手に途中最大3点のリードを奪われる厳しい展開に。しかし、あきらめずに戦い続け70分過ぎから怒涛の4連続得点で逆転勝利。決勝では徳島ヴォルティスを破り、17年ぶりとなるJ1復帰を決めていた。
久々のJ1を戦う上で、環境に慣れるためにも重要な位置付けとなった百年構想リーグ。残念ながら結果は国内トップカテゴリーの厳しさを身をもって味わうこととなった。開幕戦で浦和レッズに0-2と完敗すると、そこからPK戦での敗戦も含めて4連敗。第5節柏レイソルとの千葉ダービーを制して久々J1での勝利を挙げたが勝ち星は続かず、最終的に白星はわずか3つに終わり、順位もEAST最下位でフィニッシュ。プレーオフでもアビスパ福岡に敗れる結果となり、全体順位も最下位でハーフシーズンを終えていた。
百年構想リーグの結果から、来る新シーズンの降格候補筆頭との見方が強まっていることは間違いない。そんなチームを立て直すべく、今夏補強に動いているが、同時に主力選手との別れも複数発生している。ここでは、今夏千葉の移籍動向についてA~Eの5段階で評価していく。

GK&DF:評価C
IN(新加入)
- 岡本享也(期限付き移籍期間満了に伴いテゲバジャーロ宮崎より復帰)
- ダニエル・ホール(オークランドFCより完全移籍)
OUT(移籍・退団)
- 若原智哉(柏レイソルへ完全移籍)
守備陣には頼もしい戦力が加わった。DFダニエル・ホールはオーストラリア出身の27歳。代表経験こそないが、母国リーグの2クラブでリーグ優勝を経験しており、年齢的にも脂の乗ったセンターバックの獲得に成功している。Jリーグでオーストラリア出身の選手と言えば、アルビレックス新潟で活躍する同国代表のDFジェイソン・ゲリアや、同じくオーストラリア代表経験を持つ町田ゼルビア所属のミッチェル・デュークなど、Jリーグファンにはおなじみの選手も複数いる。ホールは初の海外挑戦となるが、彼らと同様Jリーグの環境に早く適応することが求められる。
GKのポジションでは若原智哉が、同県のライバルクラブである柏レイソルへ移籍。百年構想リーグでは開幕スタメンを務め、前半戦は正守護神としてゴールマウスを守った選手が流出した。J1昇格を支えたGKホセ・スアレスは健在とはいえ、サブまで考えるとやや不安を感じる動きとなっている。
百年構想リーグ中もっとも多く守護神を務めたGKを失う夏となったが、一方でセンターバックには楽しみな戦力を加えた千葉。守備陣全体で見ればプラスマイナスは少ないと言えることから、評価は横ばいのCとした。
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