Jリーグ サンフレッチェ広島

広島に加入したアレー「チームの戦術に適応できなかった選手として記憶されている」

セバスティアン・アレー 写真:アフロスポーツ

 J1のサンフレッチェ広島に今2026年夏に加入したコートジボワール代表FWセバスティアン・アレーは、32歳で日本に活躍の場を移した。欧州での不振や代表落選を経験したストライカーが、新たな環境で再出発を図っている。

 UKメディア『Claret & Hugh』は「ウェストハムが4,500万ポンド(約94億円)で獲得した男、数千マイル離れた地でキャリア再起を図る」と題した記事を掲載した。アレーは2019年、当時プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッド(現イングランド2部)にクラブ史上最高額の4,500万ポンドで加入していた。

 同メディアは「ウェストハムのサポーターにとって、アレーは大きな期待を抱かせながらも、最後までチームの戦術に適応できなかった選手として記憶されている」と伝えている。

 アレーは、ウェストハムに加入前の活躍を同クラブで再現できず、獲得時を下回る移籍金でエールディビジのアヤックス・アムステルダムへ移籍。その後は同リーグでゴール記録を塗り替え、UEFAチャンピオンズリーグでも活躍したとのことだ。

 日本への移籍前に所属したエールディビジのユトレヒトでは、21試合で1ゴールにとどまり、契約満了で退団した。コートジボワール代表の2026 FIFAワールドカップ出場メンバーからも外れ、引退を考えていたとも報じられたという。

 しかし、日本ではチームが8試合を終えた時点で6試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。ただ、直近2試合はメンバーから外れており、同メディアは欠場の理由が明らかになっていないと伝えている。

 アレーは2022年に精巣の悪性腫瘍が見つかり、化学療法を経て2023年1月に復帰した。翌2023年にはアフリカネーションズカップの決勝戦でゴールを挙げ、コートジボワール代表のナイジェリア代表に対する2対1の勝利と地元開催での優勝に大きく貢献していた。