
明治安田J1百年構想リーグは、5月24日に地域リーグラウンドが終了し、プレーオフラウンドが進行中。昨シーズンJ1リーグで残留圏ギリギリの17位に終わった東京ヴェルディは、持ち味であるハイプレスやハードワークを武器に粘り強い戦いを展開し、EASTで5位と輝いた。GK長沢祐弥やDF吉田泰授、DF鈴木海音など、昨シーズンまで出場機会に恵まれていなかった選手たちの活躍が、今季の躍進につながっているのだろう。
しかし、これからの10か月にも及ぶ2026/27シーズン(8月〜翌年5月)でさらなる結果を残すためには、現有戦力以上に各ポジションの層を厚くする必要がある。中でも、【3-4-2-1】の左WB(ウィングバック)やシャドー、CF(センターフォワード)の役割を担う選手は、今オフに補強する優先度が高いはずだ。ここでは、東京Vが今夏狙うべき3人の補強候補を、筆者独自の視点から紹介する(データは2026年6月5日時点に基づく)。

笠柳翼(V・ファーレン長崎)
1人目は、V・ファーレン長崎に所属するMF笠柳翼だ。前橋育英高校から2022シーズンに長崎でプロキャリアをスタート。同シーズンのJ2第6節のツエーゲン金沢戦でプロデビューを果たすも、負傷などもあり2試合のみの出場にとどまってしまう。
しかし、翌シーズンは19試合2ゴール2アシスト、2024シーズンはキャリアハイとなる34試合3ゴール7アシストをマークしたほか、対峙DFの逆の重心を突くドリブルで数多くのチャンスメイクに貢献したことで一気にJリーグ界にその名が知れ渡った。昨シーズンも、自身が憧れに据えているMFジャック・グリーリッシュ(エバートン)を参考にしたカットインからのドリブル突破を武器にJ2で25試合3ゴール6アシストをマークし、長崎のJ1昇格に大きく貢献した。
百年構想リーグでは、12試合に出場しているものの、うち11試合は途中出場。同じ左WBの定位置を争うDF米田隼也からスタメンを奪えていない現状が続いているが、笠柳が東京Vに加わることで、ウィークポイントでもあった左サイド攻撃の活性化に期待ができる。
コメントランキング