
松本山雅FCは2日、SNSにおける誹謗中傷行為に関する声明を発表。特定の選手に対する人格を否定するような書き込みや、ダイレクトメッセージ(DM)等を利用した悪質な誹謗中傷行為が確認されたことを明らかにしているが、声明発表後にFW加藤拓己が怒りをあらわにしている。
加藤は2日夜にXを更新。「結構怒ってるけど優しく言うよ」とした上で、「あなたの投稿流れてきてるよ。 案外選手達見てるよ。 匿名の陰からやるのは本当にダサいよ。 大人として恥ずかしいよ。 覚悟あるなら本名で書こうよ。 「◯◯いらない」とか書いてるあなたが1番いらないよ! 1人のせいで「サポーター」って一括りにされるからね」(原文ママ)とポストしている。
また、同選手は誹謗中傷行為が後を絶たないことによる影響にも言及。「僕だけに限った話ではありません」と、一部チームメイトも誹謗中傷行為に対して憤慨していることを明かすと、「数名の軽率な発言に対する抗議の意味で自らの意思で暫くファンサを離れました。 遅くまで待ってくださった方々申し訳ございません。 そんな数名のせいで多くの人に迷惑がかかっている事理解してくださいね。 失ってからでは遅いですから」(原文ママ)と投稿した。
なお、クラブは声明で「ファン・サポーターの皆様からのご意見や叱咤激励は、クラブへの期待と愛情の表れであり、深く感謝しております。しかしながら、いかなる理由があっても、個人を深く傷つける侮辱行為や一線を超えた誹謗中傷は、決して許されるものではありません」と、容認しない姿勢を示した一方、警察をはじめ関係各所との連携には言及していない。
クラブは声明で「許されない」と断言しながら、警察や法的機関との連携には一切触れなかった。「覚悟があるなら本名で」と選手が自ら矢面に立たざるを得ない状況は、組織としての対応の限界を逆説的に浮き彫りにしている。言葉だけの声明では、加藤が「失ってからでは遅い」と警告したファンサービス離脱という事態の再発を防ぐことはできない。
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