
FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表DF板倉滉には、以前からDF冨安健洋と同じくアヤックス退団の可能性が取りざたされている。すでにボルシアMG復帰やハンブルガーSVからの関心が報じられているが、ここに来て「板倉の売却は、今夏がベストタイミング」との見方が広まっている。
オランダ『フットボールトランスファー』は2日、板倉の去就を特集。「板倉がアヤックスに難題をもたらす」という見出しのもと、「アヤックスと板倉の関係は、これまでのところ大きな成功とは言い難いものとなっている。日本代表DFは昨冬にも退団の可能性があった。板倉にとって、アヤックスへの移籍は期待していたものにはなっていない」とした上で、こう伝えている。
「板倉は当時テクニカルディレクターだったアレックス・クローズの要望により、移籍金1050万ユーロでアヤックスに加入した。しかし、この取引は現時点では成功したとは言い難い。ただし、その責任がどこまで板倉本人にあるのかは疑問が残る。これまで所属したクラブでは常に主力として活躍してきたが、アヤックスでは指揮官たちが彼を積極的に起用しなかった」
「板倉は今季26試合に出場したが、そのうち途中出場はわずか4試合だった。つまり、出場した際には基本的に先発として起用されていたことになる。シーズン序盤にはユリ・バースの隣でセンターバックとしてプレーすることもあったが、ヨシプ・シュタロがコンディション良好な時はそちらが優先された。板倉は最も多くの場合、「6番」(守備的MF)として起用されたが、これは彼が最も力を発揮できるポジションではなかった」(原文ママ)
起用法を巡って、一時指揮官との意見対立や不満が報じられていた板倉。同メディアは「板倉の推定移籍価値は1170万ユーロとなっているが、その価値は下落傾向にあり、獲得時の移籍金1050万ユーロに近づいている」と指摘。売却のタイミングについて、以下のように分析している。
「板倉に成長の見込みはない。アヤックスが利益を確保したい、あるいは少なくとも投資額を回収したいのであれば、今夏に板倉を売却する必要があるということだ。特に、ジョルディ・クライフや新監督ミシェルの構想に含まれていないのであれば、その可能性はさらに高まる。板倉は今夏、日本代表としてW杯に出場するが、スタメンを狙っている。アヤックスとしても、それを期待しているはずだ。大会で活躍すれば市場価値を高め、より高額な移籍金を得られる可能性があるからだ」(原文ママ)
ただ、板倉はアヤックスと2029年までの複数年契約を結んでいる状況。ボルシアMGをはじめ補強予算に限りがあるクラブとしては、期限付き移籍での獲得でさえ難しいと判断するかもしれない。適切なオファーが届かず、アヤックス残留に落ち着くというシナリオも考えられる。
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