
明治安田J1百年構想リーグは折り返し地点を過ぎ、後半戦へと突入している。EASTでは、昨季J1王者の鹿島アントラーズが2位FC東京に6ポイント差をつけて首位を走り、WESTでも2023・2024年に連覇を成し遂げたヴィッセル神戸が、2位ガンバ大阪に同じく6ポイント差をつけて首位に立っている。
昨季までミヒャエル・スキッベ監督(現・神戸監督)のもと、毎年のように優勝争いを繰り広げたサンフレッチェ広島は、WESTで現時点7位。2位から7位までが勝ち点3差にひしめく混戦ではあるものの、首位神戸とは9ポイント差に開いており、大会王者を目指すには厳しい立場に置かれている。
広島は今冬、MF田中聡が自身二度目の海外挑戦を決断しチームを離れたものの、FW鈴木章斗やMF松本泰志など即戦力をピンポイントで補強し戦力アップを図った。ここまで鈴木は11試合すべてに出場し3ゴールを挙げ、松本もほとんどのゲームに絡むなど補強の効果は着実に表れている。
新加入の選手たちももちろんだが、チームの軸を担っているのはこれまでと変わらずユース出身の選手たちだ。30歳を過ぎベテランとなったMF川辺駿や、守備の要であるDF荒木隼人らが今季もチームの屋台骨となっている。
広島ユース出身の活躍はクラブ内にとどまらず、他クラブでも存在感を示す選手は少なくない。ここでは、国内他クラブで躍動する広島ユース出身選手を3名紹介する。
満田誠(ヴィッセル神戸)
広島ユースから流通経済大学を経て、2022年に広島へ正式加入したFW満田誠。DF中野就斗やFW中村草太のように、満田より後に加入した大卒ルーキーたちも十分に際立つ活躍を見せているが、それでも満田の初年度の活躍は群を抜いていた。
2021年は特別指定選手として在籍しながらリーグ戦の出場はなかったものの、加入初年度の2022年には第3節のヴィッセル神戸戦で早々に出場機会を得ると、第4節以降はスタメンに定着。第6節での初ゴールを皮切りに出場を重ね、最終的には29試合で9ゴール8アシストを記録し、Jリーグファンの度肝を抜いた。
2023年以降は怪我に苦しめられながらも主力として活躍した。しかし、2025年は開幕戦でベンチ入りしたもののリーグ戦での出番はなく、シーズン途中にガンバ大阪へと期限付き移籍した。移籍後は早速ポジションを掴み35試合に出場したが、今季は再び出場機会が限られ、3月末に神戸へ移籍した。
G大阪での2年目は思うように出番を得られていなかったものの、神戸加入後は早速2試合に出場しており、広島時代と変わらず攻撃面でポテンシャルの高さをのぞかせている。チームを離れて1年が経過した今も、試合に出れば相手にとって脅威であることに変わりはない。初年度の鮮烈な活躍もあり、今なお満田を欲する広島のファンやサポーターは多くいるのではないだろうか。
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