
一部を除き第6節までの日程を終えた明治安田J2・J3百年構想リーグ。J2とJ3の計40クラブが4つのブロックに分かれて戦う地域リーグラウンドは、いずれのブロックも波乱含みのスタートとなっている。
EAST-Aグループは大方の予想通り、ベガルタ仙台や湘南ベルマーレといったJ1経験クラブが牽引。一方で、昨季J初参戦ながらJ3を席巻した栃木シティは、ここまでわずか1勝と苦しい立ち上がりとなった。
EAST-Bグループでは、並み居るJ2クラブに交じってFC岐阜が好スタートを切ることに成功。6試合中4試合で90分勝利を挙げ、さらに1試合はPK戦を制して勝ち点を積み上げている。しかし、ジュビロ磐田や北海道コンサドーレ札幌といったJ1経験豊富なクラブは苦戦中。磐田はブロック最下位のAC長野パルセイロ同様に、90分での勝利が未だに挙げられず、苦しいシーズン序盤戦を過ごしている。
WEST-Aグループは、昨季リーグ4位からJ1昇格プレーオフ決勝まで駒を進めた徳島ヴォルティスが現在首位。しかし2位には、徳島の対抗馬とも目されていたJ1からの降格組アルビレックス新潟や、昨季J2初参戦ながら健闘したFC今治ではなく、Jリーグ参戦2年目の高知ユナイテッドがつけている。
そしてWEST-Bでは、大分トリニータやサガン鳥栖といったJ2勢を抑え、昨季プレーオフを勝ち上がり、J2へ初昇格を果たしたテゲバジャーロ宮崎が首位に立っている。
ここでは、こうした波乱の中で、冬の補強で獲得した新加入選手が活躍しているJ2の3クラブを紹介する。

ベガルタ仙台
活躍中の主な新加入選手
- 五十嵐聖己(いわきFCから完全移籍)
- 杉山耀建(中央大学より加入)
- 岩渕弘人(ファジアーノ岡山から完全移籍)
- 古屋歩夢(ユースより昇格)
森山佳郎監督の就任初年度となった2024シーズン、ベガルタ仙台は当時セレッソ大阪から期限付きで加入していたMF中島元彦の活躍もあり、前年の16位から一転して6位と躍進した。今度こそJ1復帰をと臨んだ昨季は7位に終わり、プレーオフ圏にあと一歩届かず、J2のまま百年構想リーグを迎えている。
そして今季、昨年もチームの軸となっていたMF武田英寿、守備の要であるDF菅田真啓、GK林彰洋といった主力が開幕から好調。既存戦力だけでも十分に安定した戦い方ができている中で、攻撃面には頼もしい新戦力が加わった。
特に目を惹くのが、ファジアーノ岡山から加入したMF岩渕弘人の存在。現時点で武田と並ぶチームトップの2ゴールを挙げており、過去J2・J3で二桁ゴールをマークしたシーズンのように、序盤から攻撃のキーマンとなりつつある。さらに、大卒ルーキーやユース昇格組も早々に出番を得ている仙台。より安定したチーム形成に向け、文句なしのスタートを切れたことは間違いない。
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