
折り返し地点を過ぎ、第12節までの日程を終えた明治安田J1百年構想リーグ。EASTでは、昨季のJ1王者鹿島アントラーズが2位のFC東京に勝ち点6差をつけて首位を快走。直近の柏レイソル戦でも前半に決めた1点を守り抜き、盤石の強さを見せつけている。
一方のWESTは、やや勝ち点差の詰まった混戦模様だ。首位ヴィッセル神戸は1試合少ないながらも、2位名古屋グランパスに勝ち点4差をつけている。だが、3位サンフレッチェ広島から9位アビスパ福岡までの勝ち点差はわずか4。消化試合数にばらつきはあるものの、今後も激しい順位変動が予想される。
そのWESTで、現在勝ち点17で7位につけるのがセレッソ大阪だ。昨季チームを牽引したFWラファエル・ハットンの退団がありながらも、新戦力の台頭により上位争いに食らいついている。
なかでも注目はFW中島元彦だ。2022年から2024年までベガルタ仙台への武者修行でブレイク。J2クラブの主力として3シーズンを戦い、昨季はC大阪へ戻って36試合5ゴール2アシストとJ1でも十分通用する実力を披露した。
こうした復帰組が活躍する一方で、C大阪ユース出身選手の中には他クラブへ完全移籍し、新天地で存在感を放つ選手も少なくない。ここでは、そうしたC大阪ユース出身選手を3名紹介する。
新保海鈴(横浜FC)
1人目は、昨季より横浜FCで活躍するDF新保海鈴。U-15までは柏レイソルのアカデミーに在籍していたが、高校進学とともにC大阪U-18へ加入。2020年にはトップチームに2種登録されるも、2021年にレノファ山口への加入が発表された。
山口加入初年度はなかなか出番を得られず、翌2022年は当時J3のテゲバジャーロ宮崎へ期限付き移籍。27試合と多くの出場機会を得て、1ゴール3アシストと結果も残した。さらに翌年は当時J3のいわてグルージャ盛岡へ期限付き移籍し、37試合とほとんどのゲームに絡んで1ゴール8アシストをマーク。最終的にリーグ2位となるアシスト数を記録し、攻撃性能の高さを証明した。
2024年に山口へ復帰すると、J2へのカテゴリーアップにもかかわらず、いわて時代の好調さを維持。37試合に出場して1ゴール8アシストと攻撃のキーマンの1人となってチームを支えた。そして自身初のJ1挑戦となった昨季は、横浜FCで34試合に出場。シーズンを通して主力としてゲームに絡んだが、チームはJ2降格となった。
そして迎えた今季は、ここまで10試合に出場。いまだゴールはないもののアシストは4つと、やはりクロスやセットプレー時のキックの質が際立っている。カテゴリーが変わっても色褪せないチャンスメイク能力を踏まえれば、今夏J1クラブを中心に争奪戦が起きても不思議はない。
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