
いよいよ最終節を残すのみとなった、明治安田J1百年構想リーグの地域リーグラウンド。EASTで現在首位を走るのは、昨季J1王者の鹿島アントラーズだ。開幕から安定感のある戦いぶりで、90分間での敗戦は第13節の東京ヴェルディ戦のみ。圧倒的な強さを見せつけ、最終節を待たずしてEAST首位を確定させている。
一方、昨季は鹿島と優勝争いを繰り広げた柏レイソルは、苦しいシーズンを送っている。開幕戦で川崎フロンターレとの壮絶な打ち合いに敗れると、そこから3連敗。第7節からの3連勝で復調に向かうとも思われたが、第10節以降は6連敗と長いトンネルも味わった。
東西で対戦相手が異なるため、単純に勝ち点だけで比較することはできないが、現状は東西合わせて2番目に少ない勝ち点となっており、このままでは新シーズンに“降格候補”と見なされても不思議はない。
そんなチーム状態だからこそ、今夏の補強動向にはファン・サポーターの視線が集まる。冬には昨季チームトップの10アシストを挙げたMF小屋松知哉や、3シーズンにわたってプレーしたDFジエゴなど、主力級の戦力が流出した柏。ここでは、穴埋めの意味も含め、今夏の柏が優先的に補強すべきポジションを3つ挙げていく。

大黒柱の相棒を求めて
まず、補強ポイントとして挙げたいのがセンターバックだ。柏の大きな強みでもあるDF古賀太陽の存在が健在であることを前提としても、今大会では思うようにメンバーを固定できていない点が気がかりだ。
昨季も全試合に出場した古賀は、今大会もここまで17試合にスタメンフル出場。J2時代の2019年以降、不動の地位を確立している。一方で、今季センターバックとして先発した他の選手に目を向けると、ベテランのDF三丸拡やユーティリティ性の高いDF杉岡大暉など複数の選手の名が挙がるものの、先発試合数はいずれも一桁台にとどまっている。
EAST上位勢では、センターバック2人以上が二桁試合で先発出場しているチームも少なくない。それを踏まえると、最終ラインの組み合わせを固定できていない点は、柏にとって大きな不安材料と言えるだろう。
昨季は、古賀が全試合に出場するなか、新戦力だったDF原田亘が30試合に先発。サイドで起用される場面もあったとはいえ、シーズンを通してポジションを掴んでいた。
古賀の存在に加え、ボランチやサイドバックもこなせる足元の技術に優れた選手が多く揃う柏のセンターバック陣。一定の選手層は揃っているとはいえ、チームを再び安定させるためには、古賀と長期間コンビを組める“相棒”の存在が必要なのではないだろうか。
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