
昨季チームアシスト王の穴埋めは必須
今季不調の一因として、チームの好調を支えたMF小屋松知哉の穴埋めができなかったことが挙げられる。昨季は33試合と多くの試合に出場し、3ゴール10アシストと気を吐いたベテランの流出は、柏にとってあまりにも大きな損失だったといわざるを得ない。
その小屋松に代わり、今季主に左ウイングバックを務めているのが、加入2年目を迎えたFW小見洋太だ。昨季途中まではアルビレックス新潟に所属し、2021年の加入以降、徐々に頭角を現してきた期待の若手だ。しかし、柏に来てからはまだ目立った活躍はできていない。
今季はここまで12試合に出場し、白星を得たゲームでゴールやアシストを挙げているが、昨季の小屋松の活躍を思えば、やや物足りなさを感じるのも事実だ。さらに、昨季は小屋松のバックアップとして主に左サイドを支えたDFジエゴも今季はヴィッセル神戸へ移籍しており、選手層が薄くなった感は否めない。
センターバックで主に出場機会を得ているDF杉岡も、過去には左サイドでのプレー経験がある。しかし、センターバック事情も決して余裕があるとは言えず、別ポジションへ回す余力は乏しい状況だ。
もちろん、まだ23歳の小見には今後さらなる成長の可能性がある。それでも、小屋松流出による影響を埋め切れていない現状を踏まえれば、左ウイングバックは補強必須のポジションと言えそうだ。

最前線は補強必須
昨季と同様、1トップのポジションはFW細谷真大とFW垣田裕暉という2枚看板で戦っている柏。昨季は垣田が6ゴールを記録し、細谷も途中出場が多かったなかで11得点を挙げており、2人の活躍が、チームの得点力に安定感をもたらしていた。
しかし、今季は揃って不調が続く。過去の実績を考慮すれば、両者ともJ1でシーズン10ゴール前後を見込める選手だが、今季はここまで垣田が1ゴール、細谷も2ゴールと、試合数や他クラブのエースたちと比較しても物足りなさは否めない。
また、移籍シーズンのたびに懸念されているのが、細谷の海外を含めた他クラブへの移籍の可能性だ。国内組の日本人選手としてはトップクラスの市場価値を誇り、24歳という年齢を考えても、いつ海外移籍の報道が出ても不思議ではない。
仮に今夏のタイミングで移籍となれば、柏は得点力だけでなく選手層の面でも大きな痛手を負うことになるだろう。もちろん、細谷の去就次第で補強の優先順位は大きく変わってくる。将来的な不安要素も含めて考えれば、1トップも今夏の補強候補として挙げるべきポジションと言えそうだ。
コメントランキング