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C大阪MF石渡ネルソンに欧州移籍報道!「候補のひとり」移籍金ゼロで流出も?

石渡ネルソン 写真:アフロスポーツ

 セレッソ大阪所属MF石渡ネルソンは、J1百年構想リーグで存在感を発揮。いわきFCへの期限付き移籍を経て成長した有望株には、海外移籍の可能性があるという。

 海外メディア『hudl』は5日、「欧州移籍の候補3名」のうちのひとりとして、石渡ネルソンをピックアップ。「2025年にアーサー・パパス監督が就任して以来、セレッソ大阪はJリーグでも魅力的なサッカーを展開するチームの一つとなっている。その中で、石渡ネルソンは特に興味深い若手有望株だ」とした上で、同選手の特徴についてこう伝えている。

 「昨季、J2のいわきFCへの期限付き移籍中に見せたパフォーマンスについては、当時のカテゴリーにおける彼独特のフィジカル面の優位性によるものだと片付けることもできただろう。しかし、この数か月間で彼はその強みがJ1の舞台でも十分に通用することを証明している」

 「石渡の長所は、豊富な運動量と機動力にある。そこから長い脚を生かしてボールを奪ったり、インターセプトを狙ったりできる。実際、タックル成功率/ドリブル突破被許可率78%という数字はリーグのセントラルミッドフィルダー全体で見ても90パーセンタイル近くに位置しており、相手にとって非常に厄介な存在となっている」

 「J1リーグで900分以上出場したセントラルミッドフィルダーを対象に比較すると、石渡はアグレッシブアクション、プレッシャー、カウンタープレス、タックル&インターセプトといった指標で高い順位を記録している。これだけでも、彼がチーム内でどのような役割を担っているかがよく分かる」

 「Hudlのフィジカルデータを見ても、石渡がどれほどアクティブな選手であるかは明らかだ。純粋な走行距離ではJリーグ内だけでなく、欧州5大リーグのセントラルミッドフィルダーと比較しても上位に入っている」

 「ただし、ポジション特性から想像されるほどスプリントや高強度アクションの数は多くない。より強度の高いランニングやスプリントを自身のプレーに取り入れることは、石渡本人も改善点として挙げている部分であり、今後注目すべきポイントだろう」

 「守備能力の高さが際立つ一方で、石渡はまだ発展途上の選手であり、改善が必要な要素も残されている。アグレッシブなプレースタイルゆえにファウル数は多く(90分あたり2.71回)、ファーストタッチやボールコントロールにも向上の余地がある。90分あたり1.6回のボールロストは、ミッドフィールダーの中で19パーセンタイルに位置している」

 「ボール保持時の評価は一長一短だ。ビルドアップ局面では、その機動力を生かして中央やサイドの様々なエリアに顔を出し、短いパス交換でチームの連携を支えている。ボールが前進した後は、ペナルティーエリア周辺のスペースへ潜り込むアンダーラップの動きを多用し、サポート役として機能する。しかし、そのエリアでボールを受けた後のプレーについては、今後さらに結果を残していく必要がある」

 「こうしたサポートランを繰り返しているにもかかわらず、実際のディープコンプリート(危険エリアへのパス成功数)や、パス・ドリブル・ボールキャリーにおけるOBV(On-Ball Value)は、他のミッドフィールダーと比較して非常に低いパーセンタイルに留まっている」

 石渡ネルソンは、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つハーフ。C大阪U18在籍中の2022年にトップデビューを果たすと、その後は愛媛FC、いわきFCへ期限付き移籍。2026年に復帰すると、J1百年構想リーグ戦17試合の出場で3アシストを挙げている。

 なお、欧州を中心に活動するスカウティングアカウント『emir』は、2026年4月末の時点で「石渡ネルソンには欧州挑戦の可能性がある」「C大阪との契約は今夏に満了」と伝えていた。仮に移籍金ゼロで欧州クラブへ移籍するとなれば、以前からJリーグクラブによる日本人選手の“安売り”が問題視されているだけに、再び議論が白熱しそうだ。