
徳島ヴォルティス
3チーム目には、徳島ヴォルティスを挙げる。百年構想リーグでは、開幕直後から昨シーズンのチーム得点王、FWルーカス・バルセロスをはじめとする攻撃陣が爆発し、リーグ序盤から複数得点での連勝を重ねるなど高い得点力を証明した。
一方でリーグ中盤以降に大量失点を喫する試合が続くなど、守備の脆さが露呈。守備の立て直しが難しいと判断した徳島は、シーズン途中の5月8日にゲルト・エンゲルス監督を解任することを発表した。同リーグ終了までは、アカデミーダイレクターを務めていた大谷武文氏が監督に就任し、最終順位は総合9位でフィニッシュするなど再起に成功した。
6月8日には、高知ユナイテッドを率いていた吉本岳史監督が2026/27シーズンから就任することが発表された。更に、柏レイソルから期限付きでDF田中隼人が、東京ヴェルディからMF稲見哲行が完全移籍で加入するなど、堅実な補強も敢行した。チームはすでに6月下旬から始動しており、課題であったコンパクトな守備ブロックの形成に着手している。
吉本新監督のもと、新生徳島が「攻守にアグレッシブなサッカー」を展開し、J2リーグを凌駕する可能性がある。

テゲバジャーロ宮崎
4チーム目には、テゲバジャーロ宮崎を挙げる。百年構想リーグでは、持ち前の豊富な運動量と粘り強い組織守備が冴え渡り、並み居る強豪を抑えて地域リーグラウンド(WEST-B)を首位で突破した。
プレーオフラウンドではカターレ富山に惜敗したものの、3位決定戦ではヴァンフォーレ甲府を2-1で撃破し、全40クラブ中総合3位というJ2のクラブとも対等以上に渡り合える実力を証明し、8月に開幕する初のJ2リーグへ向けて大きな弾みをつけるリーグ戦な成績で幕を閉じた。
大熊裕司監督が率いる宮崎は、7月1日に始動しており、「全員がハードワークし、タフに戦い抜くアグレッシブなトータルフットボール」をブラッシュアップしている最中だ。さらに、同監督はセレッソ大阪U-18の監督実績もある為、戦術的な規律は守りつつ選手の個性を最大限に引き出すことを得意としている。
なかでも、快足アタッカーのFW塚本一咲や、対人守備に定評がある高卒ルーキーのDF元木漣は、今シーズンに大ブレイクを遂げる可能性があり、大いに注目してほしい。

藤枝MYFC
5チーム目は、藤枝MYFCだ。百年構想リーグから元日本代表の槙野智章監督が就任し、同監督の現役時代のような「ハードワークを基盤とした、攻守にアグレッシブなハイインテンシティ・フットボール」を展開してきた。試合前やハーフタイムには熱い言葉でチームの士気を高め、選手のやる気を引き出す「モチベーター」としての一面も垣間見えた。
同リーグは、総合19位でフィニッシュしたものの、失点数の少なさは全40クラブ中7位タイと強固な守備力を証明し、収穫を得た。一方、攻撃面では、球際の強さやボール奪取後の縦への速さに課題を残した。
課題克服の為に今オフの藤枝は、アタッカー陣の補強を敢行。FC岐阜から百年構想リーグ19試合8ゴール2アシストのFW川本梨誉、町田ゼルビアから爆発的な加速力を誇るFW沼田駿也を完全移籍で獲得しており、球際の強さや縦への速さがブラッシュアップされることが考えられる。新シーズンから面白いサッカーを見せてくれる可能性が高そうだ。
コメントランキング