
6月6日に行われたプレーオフラウンド第二戦をもって全日程を終えた明治安田J1百年構想リーグ。ヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた今大会、FC東京にとっては飛躍のハーフシーズンであったことは間違いない。
松橋力蔵監督体制の初年度となった昨季は、開幕戦で横浜FCに勝利するも白星は続かず、第4節からは8戦未勝利とスタートダッシュに失敗。終盤戦で挽回し残留を勝ち取ったが、シーズン折り返し地点までは降格も十分にあり得る順位だっただけに、新指揮官の1年目に不安を感じたファンやサポーターも多くいたことだろう。
しかし、今大会では開幕戦で前年のJ1王者である鹿島アントラーズをPK戦の末撃破するとそこから3連勝。安定感のある戦いぶりを続け、地域リーグラウンドにおける90分での敗戦は3つのみとEASTの首位争いを繰り広げた。残念ながらセレッソ大阪とのプレーオフラウンドでは、2戦合計3-5で敗れ4位フィニッシュとなったが、新シーズンに向けてチームは確かな手ごたえを掴んだことだろう。
だが、大会中の躍進ぶりから若手を中心に選手たちの今夏の動向が気がかりだ。海外挑戦も十分視野に入る選手が複数おり、主力の流出が懸念されている。ここでは、来季も飛躍のシーズンとするためにも、今夏FC東京が絶対に手放せない選手を5名ランキング形式で紹介していく。

5位:常盤亨太
今大会中、FC東京における一番の成長株はMF常盤亨太ではないだろうか。2024年の特別指定を経て、昨季FC東京に加入した下部組織育ちのボランチは、初年度こそ7試合の出場に留まったが今季は20試合すべてに出場しチームの躍進に大きく貢献している。
総走行距離でチーム内3位の数字が物語る通り、豊富な運動量が大きな武器。球際での強さも発揮し、こぼれ球奪取総数ではリーグでも上位につける。ハーフシーズンでFC東京の中盤に欠かせない選手へと進化を遂げたのは間違いない。
大卒2年目という点と、スタメンを確保したのがこのハーフシーズンであることから、まだまだ露出の少ない選手であり現時点で海外移籍というのは考えづらい。とはいえ、すでにチームの心臓部を務める選手となっていることから、今夏手放せない選手5位とした。

4位:室屋成
FC東京で活躍するベテラン選手と言えば、多くのJリーグファンがDF長友佑都の名を挙げるだろう。しかし、今大会中ピッチ上で他の選手に運動量やプレーの質で戦う姿勢を示していたのは、今年32歳を迎えたDF室屋成だった。
20試合すべてにスタメン出場し、総走行距離はチームトップかつリーグでも6位という高水準をマーク。4つのゴールを挙げる活躍でチームに多くの勝ち点をもたらしてきた。
昨年Jリーグ復帰を果たした室屋。32歳と言えど、まだまだ中堅や若手の選手にポジションを渡すまいと言わんばかりの活躍を見せたことから手放せない選手4位とした。長友と二人、多くの国内を代表するサイドバックを輩出してきたFC東京で、どのような後進を育てていくのかにも注目したい。
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