
6月6日にヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた明治安田J1百年構想リーグ。昨季のJ1王者鹿島アントラーズと神戸の激突のほか、各地で東西同順位同士で争われたプレーオフラウンドは大きな盛り上がりを見せ、来る新シーズンに向けて弾みをつけたチームも少なくない。
今大会は準優勝に終わったが、昨季は9年ぶりにJ1を制しタイトルのない期間も変わらず上位争いを繰り広げてきた鹿島。もちろん、過去J2への降格など一度もなく、オリジナル10の一角として国内トップクラスのクラブとして君臨し続けている。しかし、そんな鹿島と同様オリジナル10の1つであり、J2降格経験のない横浜F・マリノスは今大会でも厳しい状況が続いた。
昨季はスティーブ・ホーランド監督のもとでシーズンをスタートさせるも、開幕から4戦未勝利とスタートダッシュに失敗。5試合目でようやく初勝利を得たが、第7節からは途中7連敗を含む11戦未勝利と長いトンネルを経験し、初降格の恐怖に震えたファンやサポーターも少なくないだろう。幸い、後半戦で勝ち点を積み上げ降格は免れたが、今大会でもEAST7位と不振は継続中。このままでは、新シーズンも残留争いに巻き込まれる可能性は残っていると言えよう。
もちろん、新戦力の獲得も今夏の注目の1つだ。しかし、同じくらい重要なのが既存戦力の流出阻止。ここでは、今夏特に横浜FMが手放せない選手たちトップ5を紹介する。

5位:ジョルディ・クルークス
まず、5位として挙げたいのが、昨季後半戦で加入し12試合に出場して2ゴール5アシストと活躍。見事残留の立役者となったMFジョルディ・クルークスだ。今大会では横浜FMの副キャプテンを務めており、ピッチ内外で頼もしい外国籍選手であることに疑いの余地はない。
2021年にアビスパ福岡でJリーグでのキャリアをスタートさせたクルークス。毎年のように複数のゴールに直接関与してきた、Jリーグ屈指のサイドプレーヤーだ。特に際立ったのが、横浜FM加入前に所属していたジュビロ磐田での活躍。8月までの所属だったにも関わらず、それまでの26試合で3ゴール9アシストと大暴れし、磐田の攻撃の中心を担っていた。
今大会、終盤戦ではベンチスタートとなるゲームも増えたが、限られた時間であっても決定機を演出しており、プレーオフラウンド1戦目でもアシストを挙げている。J屈指のキック精度は来季も間違いなく武器になることから手放せない選手5位とした。

4位:渡辺皓太
直近の3シーズン、いずれも30試合以上に出場しチーム内での存在感を高めてきたMF渡辺皓太も横浜FMが手放せない重要な戦力の1人だ。
2017年に当時J2の東京ヴェルディにユースから昇格する形で加入。ルーキーイヤーから27試合に出場するなど存在感を発揮し、2年目には36試合とほとんどのゲームに起用された。若くしてチームの中心となったことで評価を高め、2019年夏に横浜FMへと加入し少しずつ出場試合数を伸ばしてきて現在27歳と円熟期を迎えている。
今大会も序列は変わらず高く、17試合に出場し1ゴール1アシスト。直接得点に関与した数こそ少なかったが、豊富な運動量でチームを支えたことから手放せない選手4位とした。
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