
6月6日に全日程を消化した明治安田J1百年構想リーグ。ヴィッセル神戸が、昨季のJ1王者である鹿島アントラーズを二戦合計5-2で下し優勝を飾った今大会。EASTを鹿島が圧倒的な強さで制したのに対し、WESTは大混戦のまま進んだ。
そんな複数チームが上位争いに絡んだWESTにおいて、悔しい最下位に終わったのがアビスパ福岡だ。塚原真也暫定監督の指揮のもと大会をスタートさせた福岡は、開幕戦でこそファジアーノ岡山を相手にPK戦の末勝利を収めたが、第2節からは6連敗と大きく出遅れるスタートに。第8節からの3連勝を経て、徐々に白星のゲームも増えたが、序盤戦の遅れはあまりに大きく他のWESTに属するクラブとは異なり上位争いとは無縁のまま大会を終えた。
プレーオフラウンドでは、EAST最下位だったジェフユナイテッド千葉に対して二戦合計4-3で競り勝った福岡だが、このままでは来季も苦戦が予想される。補強の噂もいくつか聞こえてきているが、より重要なのが今大会苦しんだチームを支え続けた主力選手たちの動向だ。低迷したチームであっても、個々に活躍を見せた選手は複数おり、J1他クラブが熱視線を送っていても不思議はない。
ここでは、今夏特に福岡が手放せない選手トップ5を紹介する。

5位:名古新太郎
福岡で2年目のシーズンを迎えているMF名古新太郎。長く鹿島でプレーし、2021年に一度湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経験しているが、初の完全移籍として昨季福岡への加入を決めていた。
2019年に順天堂大学より鹿島へ加入して以降、なかなかスタメンの座を掴めずにいた名古。本格的なブレイクと呼べるものは以外にも遅く、福岡加入前年の2024シーズンとなった。その年、36試合とほとんどのゲームに絡んだ名古は、5ゴール9アシストをマーク。精度の高いキックを武器に多くの得点を生み出す働きで、遅咲きながら鹿島で主力の座を掴んだ。
福岡加入後も攻撃の要であることは変わらない。昨季は加入初年度ながら38試合すべてに出場し、2ゴール6アシストと数字を残している。今大会は15試合に出場しながら1アシストのみにとどまった名古。しかし、特に攻撃面において主軸を担える実績と能力を持っていることから手放せない選手5位とした。

4位:前嶋洋太
大会中苦しむチームにあって全試合に出場し、福岡の中で最も長い出場時間となったDF前嶋洋太。両サイドで出場機会を得て、千葉とのプレーオフ第二戦では逆転ゴールを挙げるなど、ファンやサポーターにとっても印象深い活躍を見せている。
福岡加入以前は、J2やJ3のクラブで主力を務めてきた前嶋。2018年のカターレ富山時代には29試合で7ゴールを挙げるなど、得点力でも確かな実績を持つ選手と言えよう。
残念ながら2022年に福岡へ加わってからは、途中出場の多いシーズンもあった影響からか得点面での貢献度は高いとは言えない。しかし、全試合に出場したことからも、塚原監督の厚い信頼が感じられ、手放せない選手4位とした。
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