
6月7日に、明治安田J1百年構想リーグの全日程が消化。最終順位が14位に終わった清水エスパルスは、今季新加入のFWオ・セフンをターゲットにした攻撃や、MF宇野禅斗、MFマテウス・ブエノら中盤の運動量を武器に攻守に安定感をもたらしていた。しかしWESTでは、京都サンガと並ぶワースト2位の総得点数「19」をマークしており、攻撃に課題を残すシーズンとなってしまった。
今オフの補強で清水は各ポジションに1名ずつ補強したいところ。その中、6月9日にFC東京からアンカーを主戦場とするMF小泉慶を完全移籍で獲得したことが発表された。この補強により、今後はビルドアップ能力に長けたCBやサイドアタッカー、SB(サイドバック)の補強にも動く可能性がありそうだ。ここでは、清水が今夏狙うべき3人の補強選手を筆者独自の視点から紹介する(データは2026年6月9日時点に基づく)。

奥抜侃志(ガンバ大阪)
1人目は、ガンバ大阪のMF奥抜侃志だ。大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)ユースから2018シーズンにトップチーム昇格を果たす。1年目は左SH(サイドハーフ)を主戦場にJ2リーグ7試合に出場し、プロとしての第1歩を踏んだ。翌2019シーズンは2列目やCF(センターフォワード)でプレーし、J2リーグ25試合5ゴール3アシストをマークし、プロ2年目ながら主力としての地位を確立。
以降も左SHや右SHなどでカットインや縦への鋭い突破を武器にチームの攻撃を牽引する活躍を見せた奥抜は、2022シーズンにポーランドのグールニク・ザブジェに期限付き移籍し、自身初の海外挑戦を果たす。ここでは、リーグ戦26試合4ゴールをマークするなど、異国の地でも存在感を示した。2023年6月にはドイツ2部の1.FCニュルンベルクに完全移籍。ここでも、主力アタッカーとして2シーズンでリーグ戦35試合4ゴールをマークしたほか、2024年1月1日には自身初の日本A代表デビューを果たしている。
その後は昨年1月よりガンバ大阪(G大阪)に完全移籍。自身初となるJ1の舞台で昨シーズンはJ1リーグ12試合1ゴールと限られた時間の中でもサイドからチャンスクリエイトに徹し、後半の切り札として相手の脅威となっていた。
今シーズンの百年構想リーグでも地域リーグラウンド13試合で1ゴールをマーク。G大阪ではレギュラーとしての地位を確立できていないだけに、左WBを強化したい清水と奥抜との思惑が合致すると非常に面白い補強となるだろう。
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