
日本時間7月12日に、いよいよベスト4が出そろうFIFAワールドカップ2026北中米大会(W杯)。優勝候補同士の激突と言われた試合(スペインvsポルトガル)や、ジャイアントキリング(パラグアイがドイツに勝利、ノルウェーがブラジルに勝利)、ダークホースの躍進(モロッコ、カーボベルデ)など、連日世界中のサッカーファンを熱狂させる熱戦が続いている。
そんな中、無所属で今大会に挑んだビッグネームがどれほどいるのかはご存知だろうか。国と国の威信をかけた戦いはもちろん、中には新しいクラブと契約を勝ち取る為に死に物狂いでピッチでプレーしている選手もいることを忘れてはならない。
ここでは、無所属でW杯に挑んだビッグネームの11選手を、筆者の視点で厳選する。(本文の内容は日本時間7月9日の時点のものとする)

ジョン・ストーンズ(イングランド)
1人目は、直近に所属していたマンチェスター・シティで数々のタイトル獲得に貢献し、イングランド代表でも守備の中心として活躍してきたDFジョン・ストーンズだ。
ストーンズは、同クラブで2016年から約10年間プレーし、クラブの主力としてプレミアリーグ優勝6回をはじめ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝1回、FAカップ優勝2回、EFLカップ優勝3回、FIFAクラブワールドカップ優勝1回など、数多くの主要タイトルを獲得に貢献していた。
直近の2025/26シーズンでは、大腿部や下腿部の負傷の影響などもあり、公式戦は13試合の出場にとどまっており、今夏にクラブとの契約満了を告げられた。無所属となったまま今回のW杯メンバーに選出されたストーンズは、初戦のクロアチア戦(4-2)に出場した。豊富な経験を生かして守備陣を統率し、見事に大事な初戦の勝利に貢献した。しかし、以降は同大会で出場は得られていない。
新天地を探るためにも、ストーンズは残りの試合で好パフォーマンスを発揮し、アピールしたいところだ。

モハメド・サラー(エジプト)
2人目は、これまでプレミアリーグのリバプールで数々の得点王やタイトルを獲得し、エジプト代表のエースとして長年活躍してきたFWモハメド・サラーだ。
9シーズン所属したリバプールでは公式戦442試合257得点120アシストを記録し、プレミアリーグ2回、CL1回、FAカップ1回、EFLカップ2回、FIFAクラブワールドカップ1回など、数多くの主要タイトル獲得に貢献し、同クラブの黄金時代を支えたプレーヤーだ。
今シーズン終了後に同クラブとの契約満了を言い渡されたサラーは、無所属で今回のW杯を迎えている。ラウンド16終了時点で5試合1ゴール2アシストをマークしており、持ち前のスピードやリーダーシップでチームをけん引。同国のベスト16入りに大きく貢献した。今後の動向に注目が集まる。

ルカ・モドリッチ(クロアチア)
3人目は、世界屈指の司令塔として2018年にバロンドール(世界年間最優秀選手賞)にも輝いた経験があるクロアチア代表のMFルカ・モドリッチだ。
13年所属したレアル・マドリードでは、卓越したパスセンスやゲームメーカーとしてCL優勝6回、ラ・リーガ優勝4回をはじめ、クラブ史上最多となる28個のタイトルを獲得に貢献した。直近の2025/26シーズンでは、公式戦38試合4ゴール6アシストをマークしており、高いパス成功率を誇るなど今もなお第一線で活躍できるポテンシャルを証明している。
今回のW杯では、キャプテンとしてグループステージ全3試合と決勝トーナメント1回戦と全4試合に出場し、4試合1アシストをマークした。決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦(1-2)では、中盤でゲームをコントロールするも惜敗し、自身最後のワールドカップが幕を閉じた。
40歳となった今でも、ピッチに立つとゲームメイクで主役になるモドリッチが、次にどのクラブを選ぶのか気になるところだ。

カゼミーロ(ブラジル)
4人目は、21世紀を代表する守備的MFとの呼び声が高いブラジル代表MFカゼミーロだ。
レアル・マドリードに2013年から2022年まで在籍し、持ち前のインターセプト能力や戦術理解度を武器にCL優勝5回、ラ・リーガ優勝3回をなど数多くのタイトルを獲得に導いた。直近の2025/26シーズンでは、マンチェスター・ユナイテッドで公式戦35試合9ゴール2アシストと守備的なミッドフィールダーながらキャリア屈指の得点数を記録した。
2025/26シーズン終了後は同クラブと契約満了後となっており、今回のW杯を無所属として迎えていた。W杯では、中盤で守備と試合運びを支え、同国のベスト16入りに貢献。今シーズンやW杯の活躍にはヨーロッパクラブを始め、ブラジル国内クラブからのオファーが殺到するだろう。カゼミーロがどのクラブを選ぶのか、移籍市場の動向から目が離せない。

レオン・ゴレツカ(ドイツ)
5人目は、ドイツ代表の中盤を長らく支えてきたMFレオン・ゴレツカだ。
2018年から2026年まで在籍したバイエルン・ミュンヘンでは、豊富な運動量、ボール奪取能力、得点力を武器にブンデスリーガ優勝7回、DFBポカール優勝3回、CL優勝1回、FIFAクラブW杯優勝1回、UEFAスーパーカップ優勝1回など数多くのタイトル獲得に貢献し、ヨーロッパ屈指のMFとして名をあげた。
直近の2025/26シーズンでは、同クラブで公式戦51試合6ゴール4アシストをマークしており、攻守両面で安定したパフォーマンスを見せており、ブンデスリーガ、DFBポカール、DFLスーパーカップの制覇に大きく貢献していた。
今回のW杯では3試合1アシストをマークしており、豊富な運動量で同国の中盤を支え、ラウンド32入りに貢献。今シーズンの活躍を考えるとまだまだ欧州5大リーグでプレーする可能性は高いだろう。ゴレツカがどこでプレーするのか、続報が待たれる。
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