
高宇洋(FC東京)
2人目は、FC東京のMF高宇洋だ。川崎フロンターレの下部組織から市立船橋高校(千葉県)を経て2017シーズンにガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせる。プロ1年目は同クラブのU-23チームでJ3リーグ28試合に出場し、経験を積む。すると、翌シーズン夏頃から徐々にトップチームに帯同する時間が増え、同シーズンはJ1リーグ12試合2アシストをマーク。インターセプトや的確なパス、積極的なシュートなどで攻守に相手の脅威となり、収穫のシーズンとなった。
2019シーズンにはU-22日本代表に選出され、2022シーズンには当時在籍していたアルビレックス新潟をJ2優勝&J1昇格に導く活躍を見せた。2024シーズンにFC東京に完全移籍した高は、同シーズンのJ1リーグで35試合3ゴール2アシスト。昨シーズンはJ1リーグ33試合2ゴール4アシストをマークし、ボランチの位置から攻撃の起点となるロングパスを数多く供給し、FC東京の攻撃の起点となっていた。
今シーズンの千葉は【4-4-2】を採用しており、ダブルボランチにDF前貴之、MF小林祐介が入る割合が多かった。しかし、長いシーズンを戦う上で上記2選手の他にここに割って入ることができるボランチが必要になってくるだろう。ここに高が加わることで誰がボランチに入っても強度高く千葉のサッカーを展開することが可能になり、シーズンを通して攻守の安定化を図ることができるだろう。

三國ケネディエブス(名古屋グランパス)
3人目は、名古屋グランパスのDF三國ケネディエブスだ。青森山田高校(青森県)卒業後、2019シーズンにアビスパ福岡でプロキャリアをスタート。若手時代には出場機会を求めて栃木SCへ期限付き移籍。栃木では、持ち味である193cmの高さを活かした空中戦の強さや屈強なフィジカルを活かした対人守備の強さで栃木の守備安定化に貢献。さらに、数多くのロングフィードで攻撃の起点にもなるなど、期限付き移籍期間中にプロとしての基盤を磨き上げた。
その後は福岡に期限付き移籍から復帰するも、中々定位置を掴むことができず、2024シーズンに心機一転で名古屋へ完全移籍。すると、リーグ序盤からDFハ・チャンレ(大田ハナシチズン)やDF河面旺成の怪我などもあり、三國に出番が回ってくる。序盤こそ三國が失点に絡むなど、チームの敗戦に大きく関わってしまうものの、経験と共にプレーに安定感が出てくるようになり、主力としてJ1リーグ35試合に出場した。さらには同シーズンのYBCルヴァンカップ優勝にも貢献している。
昨シーズンもコンスタントに出場機会を得ていたものの、今シーズンから新監督に就任したミハイロ・ペトロヴィッチ体制以降、スタメンで出場した試合はわずか1試合にとどまっている。より足元の技術が求められる同監督のサッカーへのフィットに時間を要しており、難しいシーズンを送っている状況だ。
千葉としては、J1百年構想リーグEASTでワースト2位の総失点「31」が示す守備の脆弱性を改善するためにも、J1で主力経験のある三國を獲得しておきたいところだ。
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