
明治安田J1百年構想リーグは地域リーグラウンドが終了した。昨シーズンのJ1リーグで11位に終わったFC東京は、サイド攻撃と堅守を武器にJ1リーグEASTで2位と躍進。なかでも、若手のMF佐藤龍之介やFW佐藤恵允の成長に加え、日本代表DF長友佑都やDFアレクサンダー・ショルツといったベテラン勢の活躍は見逃せない。若手とベテランがうまく融合したことが、今季の躍進につながっているのだろう。
しかし、2026/27シーズンにさらなる結果を残すためには、現有戦力以上に各ポジションの層を厚くする必要がある。負傷などで主力選手が離脱した際に戦力が大きく低下してしまうようでは、長丁場のシーズンを戦い抜くことは難しい。実際、FWマルセロ・ヒアンの稼働率の低さやFW長倉幹樹の負傷もあり、FW陣の層が問題視されているのも事実だ。
さらに、DF長友やDF室屋成が務める両サイドバックの補強も優先度は高いはずだ。ここでは、FC東京が今夏狙うべき3人の補強候補を、筆者独自の視点から紹介する。
※2026年5月30日時点のデータに基づく。

ルーカス・バルセロス(徳島ヴォルティス)
1人目は、徳島ヴォルティスに所属するFWルーカス・バルセロスだ。フルミネンセFC(ブラジル)の下部組織で育ったバルセロスは、2019シーズンにトップチームへ昇格。その後はブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2023/24シーズンには自身初の海外挑戦として大邱FC(韓国)へ加入した。
同クラブでは、182cm82kgの恵まれた体格を生かしたポストプレーや前線からの献身的な守備で攻守両面に貢献。Kリーグ1では48試合に出場し6ゴールを記録した。その活躍が評価され、昨シーズンから徳島へ完全移籍で加入。徳島では持ち前のフィジカルを生かしたポストプレーに加え、FWトニー・アンデルソンとの連係で攻撃陣をけん引した。昨シーズンはJ2リーグ32試合で14ゴールをマークし、J2得点ランキング3位に入る活躍を披露。チームをリーグ4位、さらにJ1昇格プレーオフ決勝進出へ導いた。今シーズンの百年構想リーグでも16試合10ゴールを記録するなど、J2屈指のストライカーとして存在感を示している。
一方、FC東京のCF(センターフォワード)陣は、FW長倉やFWマルセロ・ヒアンが主軸を担うものの、負傷者が出た際の選手層には不安が残る。前線で起点となれるだけでなく得点力も兼ね備えるバルセロスは、その課題を解決できる存在と言えるだろう。もしFC東京が今夏の移籍市場で獲得に成功すれば、FW陣の競争力向上はもちろん、2026/27シーズンのタイトル争いに向けた大きな戦力アップにつながるはずだ。
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