
新保海鈴(横浜FC)
2人目は、横浜FCに所属するDF新保海鈴だ。新保はセレッソ大阪ユースで育ち、高校3年時にはセレッソ大阪U-23に2種登録選手として帯同。同クラブではCFやSH(サイドハーフ)を主戦場とし、J3リーグ23試合で1ゴール2アシストを記録した。
高校卒業後はレノファ山口でプロキャリアをスタート。しかし、1年目はJ2リーグ3試合の出場にとどまり、プロの厳しさを経験するシーズンとなった。その後は当時J3だったテゲバジャーロ宮崎やいわてグルージャ盛岡で主力として活躍。2024シーズンに山口へ復帰すると、豊富な運動量を生かした上下動や精度の高い左足のキック、対人守備の強さを武器にJ2リーグ37試合1ゴール8アシストを記録し、チームの躍進に大きく貢献した。
この活躍が評価され、シーズン終了後にはJ1昇格を果たした横浜FCへ完全移籍。昨シーズンは自身初となるJ1の舞台で34試合に出場し、2アシストを記録するなど存在感を発揮した。百年構想リーグでも左SB(サイドバック)の主力として活躍。地域リーグラウンドでは17試合で5アシストを記録し、5月30日に行われたプレーオフラウンドでもフル出場を果たすなど、横浜の左サイドを支える存在となっている。
豊富な運動量を武器に攻守両面で高い水準を維持できる新保がFC東京に加われば、ローテーションの選択肢が広がるだけでなく、夏場や過密日程におけるチーム全体のパフォーマンス維持にもつながるだろう。

梅木怜(FC今治)
3人目は、FC今治に所属するDF梅木怜だ。高校サッカーの名門・帝京高校(東京都)出身の梅木は、MF横山夢樹(セレッソ大阪)とともに2024シーズンにFC今治へ加入。主戦場は右SBだが、両WB(ウイングバック)やCB(センターバック)でもプレーできるユーティリティ性を兼ね備えている。
プロ1年目から持ち前のスピードや対人守備の強さ、ビルドアップ能力の高さを発揮し、J3リーグ19試合2ゴールを記録。クラブ史上初となるJ2昇格に大きく貢献した。昨シーズンも右WBを主戦場に30試合1ゴール3アシストをマーク。チームはリーグ序盤に13試合無敗を記録するなど快進撃を見せ、J2リーグの台風の目としてリーグを盛り上げた。
今シーズンのJ2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンドでは、右SBや両WB、CBをこなしながら15試合3ゴール1アシストを記録。守備面だけでなく、攻撃面でも存在感を示している。
U-18日本代表時代から世代別日本代表の常連として活躍してきた梅木は、2年後に控えるロサンゼルスオリンピック世代の有力候補のひとり。さらなる飛躍を目指し、今夏にステップアップ移籍を果たす可能性も十分に考えられる。
FC東京に加入すれば、DF室屋が担う右SBの負担軽減につながるだけでなく、複数ポジションを高いレベルでこなせる柔軟性によってチーム編成の幅も広がるはずだ。過密日程や負傷者発生時にも貴重な戦力となり、長丁場のシーズンを戦ううえで大きな助けとなるだろう。
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