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「最後の10分は…」東京五輪日本代表のフランス戦主審をJリーグ審判員が称賛

東京五輪・日本vsフランスでは退場者が 写真提供: Gettyimages

 U24日本代表は28日夜、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で東京五輪男子サッカー競技・グループステージ第3節・U24フランス戦に臨み、4-0と勝利した。その中、公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の1級審判員である八木あかね氏は、終盤における主審の試合コントロールを絶賛している。

 互いにグループステージ突破をかけて臨んだこの一戦では、前半にレアル・マドリードのMF久保建英、浦和レッズのDF酒井宏樹の得点で日本が2点を先行。2点差をつけて勝利することがグループステージ突破の条件だったフランスにとって、厳しい試合展開となっていた。

 そして、後半はフランスがより攻撃的に出る中、70分にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のアントワープ所属のMF三好康児がゴールを決めている。ただ、直後の72分にはFWランダル・コロムアニがサイドライン際でボールをキープする三好康児の足を踏みつけたことにより、VAR判定の末レッドカードが提示されていた。

 三好康児のゴールにより大勢が決する中、残りおよそ20分間にわたり試合は続けられたが、Jリーグ公式戦で笛を吹く八木あかね氏はエルサルバドルのイヴァン・バートン主審をはじめとする審判団を評価。自身のSNSアカウントに「試合の終わらせ方。最後の10分はすごく簡単に笛を吹くようになった。もちろんそれまでも妥当な判定が多かったけれど、少し基準を変えたと思う。 選手が競技を離れて狂気に向かわないように配慮したよいマネージメントだったと思う」

 「そしてアディショナルタイムを2分しかとらなかったことと、日本の4点目を見て2分を待たずに終わったこともよい判断だと思う。 1次リーグの最終戦だし、すでに勝敗が決していた試合だから、みなが納得する形で平和に終わるのが1番いい」とコメントを投稿している。

 なお、日本代表はこの勝利でグループステージを首位で通過。準々決勝ではニュージーランドと今月31日に対戦することが決定している。