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ポステコグルー率いるセルティックが英代表GK獲得へ!すでにトッテナムと交渉開始

ジョー・ハート 写真提供: Gettyimages

 アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックは、ヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧やロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のルビン・カザンに所属するスウェーデン代表DFカール・スターフェルトの獲得を決めている。ただ、さらなる補強を行う方針を打ち出しており、守備陣の再建にむけてトッテナム・ホットスパーのイングランド代表GKジョー・ハートの獲得に乗り出しているようだ。27日、英紙『デイリー・レコード』が報じている。

 現在34歳のハートは、マンチェスター・シティの正守護神として2011/12シーズンに当時クラブ史上初となるプレミアリーグ制覇に貢献。ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで出場機会を減らすと、トリノやウェストハム・ユナイテッドへのレンタル移籍をへて、2018年夏にバーンリーへ完全移籍。しかし、バーンリーでも正守護神に定着することはできず、昨夏にトッテナムへ加わっていた。

 ハートはトッテナム加入後、フランス代表GKウーゴ・ロリスのバックアッパーとして2020/21シーズンにUEFAヨーロッパリーグで8試合に出場。しかし、プレミアリーグでは一度もピッチに立っていない。

 また、同選手はトッテナムとの契約を来年6月まで残しているが、トッテナムは今週にアタランタからイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニを買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得。これにより、周囲ではハートが退団に向かっているという見方が広まっていた。

 一方、セルティックは明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを今季途中まで率いていたポステコグルー氏を招へい。しかし、古橋亨梧をはじめ新戦力の合流が遅れていることもあり、今月20日にホームで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選2回戦の1stレグ・ミッティラン戦で1-1のドローに終わっている。そして24日に開催されたウェストハム・ユナイテッドとのトレーニングマッチでは2-6と惨敗。守備陣の抱える課題が浮き彫りとなっており、28日に開催予定のCL予選2回戦の2ndレグにむけて大きな不安を抱えている。

 その中、セルティックはプレミアリーグやイングランド代表で多くの経験を積んでいるハートの獲得に乗り出している模様。すでに選手サイドとの交渉を始めているほか、クラブ間交渉も進めているとのことだ。

 守備陣の再建にむけて、スターフェルト以外にも東京五輪のU24日本代表DF板倉滉の獲得に向かっているセルティック。リーグ優勝が求められる中、ゴールキーパーでもテコ入れを行うようだ。