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古橋亨梧獲得のセルティックに主力FW流出の危機。総額30億円超のオファーが…

オドソンヌ・エドゥアール 写真提供: Gettyimages

 アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックは、ヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧やロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のルビン・カザンに所属するスウェーデン代表DFカール・スターフェルトの獲得を決めている。しかし、主力であるフランスU21代表FWオドソンヌ・エドゥアールが退団に向かっているようだ。27日、英紙『デイリー・レコード』が報じている。

 現在23歳のエドゥアールは、2018年夏にパリ・サンジェルマンからセルティックへ完全移籍により加入。移籍1年目の2018/19シーズンからリーグ戦で2桁得点をあげると、翌2019/20シーズンには21ゴール12アシストをマークしてリーグ優勝に貢献。昨季も新型コロナウイルス陽性による隔離期間がありながらも、リーグ戦で23試合に先発出場して16ゴールをあげていた。

 エドゥアールはセルティックとの契約を来年6月まで残しているほか、今月20日にホームで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選2回戦の1stレグ・ミッティラン戦でも先発メンバーに名を連ねていた。

 しかし、プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンが同選手への関心を強めている。すでに1850万ポンド(約28億円)+ボーナス350万ポンド(約5億3000万円)によるオファーを提示している模様。くわえて、今回のオファーには、ブライトンが同選手を移籍金3000万ポンド(約46億円)以上で放出した場合、売却益の5~15%をセルティックに支払うという条項が盛り込まれているという。

 また、ブライトンはイングランド代表DFベン・ホワイトをアーセナルへ売却することが濃厚となっており、移籍金5000万ポンド(約76億円)を得ることから、この巨額の資金の一部をエドゥアール獲得に充てるとのことだ。

 なお、セルティックはCL予選2回戦の1stレグ・ミッティラン戦で1-1のドローに終わっているほか、24日に開催されたウェストハム・ユナイテッドとのトレーニングマッチでは2-6と惨敗。CL予選2回戦2ndレグにむけて不安を抱えているだけに、エースストライカー流出の噂はポステコグルーにとって悩みの種となるだろう。