
マインツ所属MF佐野海舟は、FIFAワールドカップ北中米大会の日本代表に選出。米子北高校のサッカー部出身であるだけに、鳥取県米子市の伊木隆司市長が祝福のメッセージを送ったが、鹿島アントラーズからマインツ移籍直後に不同意性交容疑で逮捕された過去を巡り、議論が白熱。同市長が持論を述べる事態に発展している。
5月16日、伊木市長はXで「佐野選手のW杯での活躍と、日本代表の勝利を心から祈ります」と投稿。この祝福ポストに対して、被害者への配慮を求める声や代表選出自体への疑問が相次いで寄せられる事態に発展した。
自身のSNS投稿炎上もあり、市長は18日に「すでに示談が成立し不起訴となり、本人の反省や謝罪もあった案件について、後々まで責め続けるのは行き過ぎです」とポスト。さらに「一般論として示談が成立して不起訴処分となれば社会復帰の道は開かれる。それを応援することをもって『罪を容認した』は無いだろう。でなければ更生保護活動も成り立たない」とも述べ、自らの立場を明確にした。
法的には不起訴。だが、不同意性交という案件の性質上、「示談成立=解決済み」という論理をそのまま受け入れられない層も一定数存在する。市長の発言は法理論として整合的である一方、被害当事者の心情や社会的センシビリティへの言及が乏しいとして、公人の発信として適切であるか議論になりそうだ。
自身の過ちを認めて、海外移籍後は社会活動にも注力している佐野。森保一監督もコンスタントに招集しているが、問題は法廷ではなく「世論の法廷」で続いている。
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