
昨2025シーズン、1年でのJ1昇格を目指していたJ2リーグのジュビロ磐田。しかし、最終的に5位(J1昇格プレーオフ準決勝敗退)に終わってしまい、サポーターを失望させた。
今シーズン2月から6月にかけて行われた明治安田J2・J3百年構想リーグでは、チームを再建すべく志垣良監督が指揮官を務めたが、開幕当初から成績不振に陥ってしまい、4月22日付けで解任。後任としてコーチから昇格する形で三浦文丈監督が務めたが、最後まで攻守が噛み合わず、J2・J3全40クラブ中32位で同リーグを終える形となった。
この結果を受けて、磐田は今オフに人事や各ポジションを見直したいところ。その中、6月15日に三浦監督解任と秋葉忠宏新監督の就任が、6月19日にはブラウブリッツ秋田からFW佐藤大樹が完全移籍で加入することが発表された。
この補強を皮切りに、今後は攻撃力を活性化するべくSH(サイドハーフ)やトップ下、FWで違いを見出せる選手の補強に動く可能性がありそうだ。ここでは、磐田が今夏狙うべき3人の補強選手を筆者独自の視点から紹介する(データは2026年6月20日時点に基づく)。

安部裕葵(浦和レッズ)
1人目は、浦和レッズFW安部裕葵だ。広島県の強豪校・瀬戸内高校3年時のインターハイでチームをベスト8に導く活躍を見せた後、同校を卒業した2017シーズンに鹿島アントラーズでプロキャリアをスタート。プロ1年目から、持ち味とする独特なタッチで相手の逆を突くドリブルや、左サイドからのカットインなどで、数多くのチャンスをクリエイトした。同シーズンはJ1リーグ13試合1ゴールをマークし、頭角を示す。
翌2018シーズンは、J1リーグ22試合2ゴール1アシストで、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。さらには、同年12月に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップで3試合1ゴールをマークするなどその活躍は国内に留まらず、海外にまで認知度を広げた。
その後も鹿島で活躍を遂げた安部は、2019年7月にバルセロナ(スペイン)のセカンドチーム、バルセロナBと4年契約の大型契約を結んだ。クラブの期待は高かったが、2020年2月に右大腿二頭筋腱断裂という大怪我を負ってしまい、長期離脱を余儀なくされる。怪我から復帰後もコンディション不良や度重なる怪我に悩まされ、結果的にトップチーム昇格は叶わなかった。
2023年7月にバルセロナと契約満了となった安部は、同月に浦和に完全移籍。2022年2月に右ハムストリングスの手術をしたこともあり、浦和入団直後は1年以上の長いリハビリ生活を経て肉体改造やコンディション調整に励むことに。満を持して、昨シーズンの第34節横浜F・マリノス戦で移籍後初のJリーグ出場を果たす。最終節の川崎フロンターレ戦でも1アシストをマークするなど、要所で攻撃の起点となる活躍を見せた。
今シーズンの百年構想リーグでも4試合に出場しており、徐々にかつてのコンディションに戻りつつあるようだ。しかし、安部と同ポジションの選手のクオリティは高く、現時点でスタメン候補としては名前は上がらないだろう。左サイドの攻撃活性化を図りたい磐田としては、今オフに是が非でも安部は狙っておきたいところだ。
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