日本代表・海外組 日本代表

遠藤航を「必要不可欠」と評価も…「守田英正落選が痛手に」ブラジル指摘

遠藤航 写真:アフロスポーツ

 リバプール所属MF遠藤航はFIFAワールドカップ北中米大会の日本代表に招集も、コンディション不良によりプレーできない可能性が浮上。MF守田英正(スポルティングCP)の落選に対する異論も沸き起こっているが、決勝トーナメントで対戦する可能性のあるブラジルでは、同選手のクオリティーが評価されている。くわえてMF久保建英(レアル・ソシエダ)の一部去就も明らかになった。

 ブラジル『ge』は9日、日本代表の一部選手を特集。遠藤について「久保と同じく、チームに必要不可欠な存在」と指摘した上で、「キャプテンを務める彼は、日本代表の心臓部と見なされている。守備面での激しさとゲームを組み立てる能力を兼ね備えている。リバプールで3シーズンを過ごしているが、今年はじめに重傷を負った。しかし5月末に戦列復帰を果たしており、その回復は極めて重要だ。というのも、日本代表はすでに三笘薫と南野拓実という極めて重要な2選手を負傷で招集できていないからである」(原文ママ)と綴っている。

 また、久保については「日本代表で最大の注目選手」と評すると、「彼は本田圭佑(元ミラン、ボタフォゴなど)世代以降、日本が生み出した中で最も才能ある選手と評価されている。チームの創造性を担う存在であり、ドリブルで局面を打開し、トランジションを加速させ、自ら責任を引き受ける選手だ。レアル・ソシエダでは4シーズンにわたってプレーしており、アーセナルやバイエルン・ミュンヘンをはじめとする欧州のビッグクラブが関心を示している」と、今夏移籍の可能性もあわせて報じた。

 『ge』はMF鎌田大地(クリスタル・パレス)やFW上田綺世(フェイエノールト)など、数選手にも言及。以下のように特徴を伝えている。

 「鎌田大地は、チームで最も戦術理解に優れたミッドフィールダーと評価されている。卓越したゲーム理解力を持ち、攻撃に流動性を与え、日本がより成熟した形で試合をコントロールする助けとなる。セカンドストライカー、攻撃的MF、あるいは偽9番としてもプレー可能だ。フランクフルトやラツィオ時代から高い運動量を見せており、常に動き続けながらパスコースを作り出してきた」

 「上田綺世は、現在の世代で最も完成度の高いストライカーと考えられている。フィジカルが強く、機動力があり、ペナルティエリア内でより攻撃的なプレーを見せる。日本が何十年もかけてようやく育成した、本格的なセンターフォワード像を体現する選手である。今季オランダリーグで準優勝したフェイエノールトに所属し、リーグ戦34試合中31試合に出場。25ゴールを記録して得点王に輝いた。2位のベルギー人FWミカ・ゴツよりも8ゴール多かった。27歳となった上田は、現在キャリア最高の時期を迎えている」

 「攻撃陣では堂安律の評価がカタールW杯後に大きく高まった。ドイツ戦とスペイン戦という歴史的な逆転勝利において、途中出場からそれぞれゴールを決め、試合の流れを変える決定的な役割を果たしたからだ」

 「守備陣では、冨安健洋は度重なる負傷さえなければ世界最高レベルのDFの一人と評価されている。アーセナルでの4年間で公式戦100試合以上を欠場し、2025年は1年間プレーできなかった。2026年初頭にアヤックスへ移籍している。彼のフィジカルの強さ、多様性、守備での支配力は、歴史的に日本サッカーに欠けていた要素を補うものだ。守備のあらゆるポジションをこなせるほか、必要に応じてボランチとしてもプレーできる」

 「板倉滉は、優れたビルドアップ能力、スピード、空中戦の強さで高く評価されているセンターバックである。マンチェスター・シティに獲得されたものの、トップチームでプレーする機会はなかった。その後、複数回のレンタル移籍を経てシャルケで頭角を現し、ボルシアMGへ完全移籍した。ドイツで安定した活躍を続けた結果、今シーズンからアヤックスに加入している」(すべて原文ママ)

 久保や遠藤の能力を高く評価した『ge』だが、一方で日本代表が抱える問題にも言及。「負傷による三笘と南野の不在が響いている」とした上で、「優秀なボランチである守田英正は、森保一監督の判断によってメンバーから外れた。この決定が大きな痛手になる可能性がある」と、日本国内で議論の対象となっている守田の選外にも触れている。