
セレッソ大阪所属のU23日本代表MF横山夢樹は、J1百年構想リーグやU23アジアカップ・サウジアラビア大会などで活躍。C大阪が誇る有望株として注目を集めているが、近い将来に実兄のFW横山歩夢と同じく欧州でプレーする可能性があるという。
海外メディア『hudl』は5日、「欧州移籍の候補3名」のうちのひとりとして、横山夢樹をピックアップ。「横山夢樹は地域クラブから高校サッカーを経て成長してきた選手だ」「特筆すべきは、この冬にJ2のFC今治から加入した後、J1というより高いレベルのリーグにステップアップしてもなお、ボール運搬能力(ボールキャリー)が通用していること」とした上で、同選手の特徴についてこう伝えている。
「主にOBV(On-Ball Value)の観点から見ると、よりレベルの高いカテゴリーに移ったこともあり、パスOBVとシュートOBVには予想通り若干の低下が見られる。しかし、ドリブルOBVとキャリーOBVは依然としてリーグ内でもトップクラスのパーセンタイルを維持している」
「興味深いのは、横山が以前よりもボールロストを減らし、より安全にボールを保持できるようになったことだ。また、ペナルティーエリア内でのボールタッチ数も増加している。もちろん周囲の選手の質が向上したことも影響しているが、本人の明確な成長も見て取れる」
「横山のプレー映像を見ると、たとえ最初のドリブルが失敗したり不利な状況に置かれたりしても、一度味方にボールを戻して立て直し、再びポジションを取り直してチャレンジする姿勢が目立つ。常にボールを受けようとし、前向きな姿勢を崩さないのである」
「ドリブル&キャリーOBV(D&C OBV)が示す通り、ドリブルこそが横山最大の武器である。左足を使って縦へ突破することもできれば、右足でプレーするために内側へ切れ込むこともできる。その結果、クロスやシュートの両方を狙える。この選択肢の豊富さは守備側にとって厄介であり、単純に片側へ追い込んだり、特定の足だけを使わせたりすることが難しい」
「J2時代を通じての最大の課題は、質の高いシュートを安定して放つこと、そして攻撃の最終局面で継続的な影響力を発揮することだった。この問題はセレッソ大阪でのJ1挑戦当初にも見られたが、ここ1か月ほどでやや改善の兆しを見せている」
「横山は非常に多くのクロスを供給する選手でもある。ポジションが近い選手たちの中で、ペナルティーエリア内へのクロス数はリーグ5位となっている。彼のボックス内へのパスの60%がクロスによるものだ。しかし、こうした積極性と比較的良好なOBV数値にもかかわらず、クロス成功率は高くなく、キーパス数やアシスト期待値(xG Assisted)も低い水準にとどまっている。この最後の精度を向上させることができれば、エリートレベルの選手へと成長する可能性がある」
「クラブや代表では主にウイングとしてプレーしてきたが、FC今治ではセカンドストライカーとしてもプレーし、その多様性を示している。また、シーズン序盤にはセレッソ大阪にすでに確立された左ウイングの選手がいたため、何試合かは右サイドでの起用を余儀なくされた。しかし、その後は自らの力で本来のポジションを勝ち取った」
「この1年間で横山は、さまざまな環境の中で大きな成長と適応力を示してきた。特にJ3からJ2、そしてJ1へとカテゴリーを上げるたびに結果を残してきた実績は注目に値する。日本でのパフォーマンスを考えれば、横山は1年以内に欧州へステップアップ移籍するだろう」
なお、海外メディア『ターゲット・スカウティング』は2026年1月末の時点で、横山の移籍先候補として日本代表MF田中聡擁するフォルトゥナ・デュッセルドルフ、GK野澤大志ブランドンら擁するベルギー1部ロイヤル・アントワープを挙げていた。このうちデュッセルドルフは今季3部へ降格。田中ら一部選手の退団が決定的となっている。
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