
6月6日に全日程を終えた明治安田J1百年構想リーグ。ヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた大会を経て、話題は夏の移籍や、現地時間6月11日に開幕したFIFAワールドカップ26(北中米W杯)へと移っている。
J1百年構想リーグ地域リーグラウンドでは、WESTが混戦を極めたなか、EASTは昨季のJ1王者である鹿島アントラーズが圧巻の強さを見せグループを制した。そんな鹿島に昨季は最終盤まで食らいつき、激しい優勝争いを演じた柏レイソルは、残念ながら今大会は大いに苦しむ結果となっている。
開幕戦で川崎フロンターレとの激しい打ち合いの末黒星スタートとなると、そこから鹿島との直接対決も含め3連敗。第7節からの3連勝で一度は持ち直すかに思われたが、第10節からは再び黒星が続き長いトンネルを経験した。幸い、大会終盤は本来の攻撃力がよみがえり大量得点での勝利もあったが、EAST8位という結果は来る新シーズンに向けて大きな懸念を残すことになった。
とはいえ、2025シーズン10アシストと存在感を示したMF小屋松知哉(現名古屋グランパス)を除き、昨季とメンバーは大きく変わっていない。このハーフシーズンで浮き彫りになった課題を克服すれば、来季は再び上位争いを演じることも想像に難くない。となれば、重要になるのは今夏の補強および戦力の流出阻止だ。海外移籍も見込める若い選手が多いことから、動向を注視するファンやサポーターも多くいることだろう。
ここでは、柏が特に今夏流出を阻止すべき選手トップ5を紹介していく。

5位:中川敦瑛
まず手放せない選手として挙げたいのが、昨季法政大学より柏へ加入したMF中川敦瑛だ。ルーキーイヤーの昨季は、中盤に負傷者が相次いで出た影響もあり21試合と多くのゲームに出場。3ゴール4アシストとゴールにも頻繁に絡み、柏の上位争いを支えた。
今季も中盤の主軸として存在感を発揮。20試合すべてに出場し、うち途中出場は1試合のみ。残念ながらゴールに直接関わる回数こそ昨季より少なかったが、インターセプト数でリーグ3位タイに入るなど、相手の攻撃の芽を摘む役割を果たしていた。
負傷者の多くの復帰が見込まれる来季は、中川にとって真価を問われるシーズンとなるだろう。しかし、それはチーム内でのハイレベルなポジション争いがさらに加速し、チームに勢いをもたらすこととイコールにもなる。今大会で見せた活躍と、来季以降の中盤のポジション争いの中心選手として期待されることから手放せない選手5位とした。

4位:久保藤次郎
昨季の新戦力の1人であるMF久保藤次郎も、再び上位に返り咲きを狙う柏にとって重要な戦力と言えよう。2022年から1.5シーズンを過ごした藤枝MYFCでは、チームのJ2昇格に大きく貢献し、高い得点力とチャンスメイク力で評価を高めてきた選手だ。
2023年に名古屋グランパスでJ1デビューを果たして以降は、出場機会が限られる中でもゴールを奪うなど活躍。そして柏への加入初年度となった昨季は、31試合に出場して7ゴール4アシストと躍進の立役者となっている。
今季も序列は変わらず高く、出場停止を除きほぼ全試合に出場。2ゴール1アシストと直接ゴールに関与した数こそ物足りなかったが、チャンスクリエイト総数やクロス数で上位に入るなど、攻撃の中心選手として躍動したことから手放せない選手4位とした。
コメントランキング