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後藤啓介「理解できない」「何も…」アンデルレヒト騒動に再反論!代理人”脚本疑惑”で移籍に影響も

後藤啓介 写真:アフロスポーツ

 ジュビロ磐田出身であるFIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補FW後藤啓介は現在、アンデルレヒトからシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中。先日行われたアンデルレヒト戦では、自身の振る舞いが現地で批判の対象になっているが、当の本人は騒動が「いまだに理解できない」とベルギー『HBVL』に語り、「私は何も悪いことをしていない」と改めて反発した。

 問題は、この”理解できない”という言葉が持つ重さだ。ベルギーメディア『Le Soir』はすでに、後藤の代理人事務所CCCがアンデルレヒト戦での過剰パフォーマンスを移籍交渉上の「脚本」として描いた可能性を報じている。GKコリン・コーセマンス、DFルドビク・アウグスティンソンが激怒し、複数のスタッフがピッチ上で詰め寄る異様な光景が展開されたあの場面が、衝動ではなく戦略だったとすれば——後藤が「悪くない」と主張し続けることは、むしろ火に油を注ぐ構図になりかねない。

 アウグスティンソンとの押し合い寸前の緊張、スタッフが複数人で囲む光景。その映像はベルギー国内でいまも拡散されており、ネット上では「代理人ごと問題だ」という声が噴出している。

 後藤は磐田在籍時にもベガルタ仙台サポーターを挑発するゴールパフォーマンスで物議を醸し、当時も「悪いことだとは思っていない」と語っていた。今回の発言は、その言葉と一字一句変わらない。繰り返されるパターンは、本人の価値観によるものか、それとも代理人の意向が貫かれているのか。

 CCCが顧客に持つのは後藤だけではない。DF小杉啓太(アイントラハト・フランクフルト)、MF福井太智(アロウカ)、高丘陽平(バンクーバーホワイトキャップス)ら複数の日本人選手のキャリアも同事務所が手掛けており、ひとりの言動がグループ全体の交渉姿勢として読まれるリスクはある。

 今夏の移籍市場で後藤の名が「厄介な案件」として流通し始めた場合、代理人の”強硬路線”が選手本人のキャリアそのものを狭める事態に発展するリスクも孕んでいる。「ベルギーリーグ卒業」を明言した後藤本人のコメントも含めて、この一連の騒動をアンデルレヒト側がどのように受け止めているか心配される。