
ファジアーノ岡山出身であり、NECナイメヘン所属のFIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補MF佐野航大には、MF鎌田大地擁するクリスタル・パレスなど、すでに複数クラブからの関心が報じられているが、ここに来てベンフィカ移籍の可能性が浮上。ポルトガル『Pride of Portugal』が独自に入手した情報として、リスボンの名門がナイメヘンに正式なアプローチを開始したと伝えた。
衝撃的なのが、評価を下した人物の名前である。『Pride of Portugal』は「ジョゼ・モウリーニョからも高評価を受けている」と明記した。現在ベンフィカの指揮を執るモウリーニョが、22歳の日本人MFを「使える駒」と見なしているという事実は、日本のサッカーファンに衝撃を与えるものだ。
しかもベンフィカだけではない。日本代表DF冨安健洋、板倉滉擁するアヤックス、MF堂安律の古巣であるPSVというエールディヴィジの両雄も争奪戦に加わっているとされる。いずれもUEFAチャンピオンズリーグ出場経験を持つビッグクラブだ。すでに報じられていたクリスタル・パレスを含めれば、佐野をめぐる市場の熱量は一気に沸点へと近づきつつある。
ただ、『Pride of Portugal』の報じた移籍金は1200万ユーロ、日本円にして約19.6億円。ナイメヘン幹部は2026年2月、ノッティンガム・フォレストから届いた移籍金2000万ユーロ(約36億7000万円)というオファーを却下しており、今回の提示額はその水準を下回る点でネックになるかもしれない。
問題は、佐野本人とナイメヘンがどう動くかだ。
昨季に続き今季もナイメヘンで安定したパフォーマンスを見せ、日本代表においても存在感を増している佐野にとって、ここでステップアップ移籍を選択することは、代表でのポジション争いにも直結する。一方でベンフィカでレギュラーを掴めなければ、W杯後に試合勘を失うリスクもある。複数クラブによる争奪戦が必至とみられるだけに、本人の望んでいる行き先が気になるところだ。
コメントランキング