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元新潟・浦和・水戸MF伊藤涼太郎にボルシアMG移籍浮上!町野修斗と玉突き移籍の可能性も

伊藤涼太郎 写真:アフロスポーツ

 アルビレックス新潟、浦和レッズ、水戸ホーリーホック在籍歴のある日本代表MF伊藤涼太郎は、2026年夏にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)を退団することが既定路線。ここに来て日本代表DF高井幸大、FW町野修斗擁するボルシアMGからの関心が報じられているが、同時に町野の退団も浮上している。

 ベルギー紙『Het Belang van Limburg(HBVL)』が今回報じた内容は注目に値する。「伊藤涼太郎の将来は、STVV退団へとますます傾いているようだ。彼は国外クラブから強い関心を集めている。ドイツからはハンブルガーSVが以前から具体的な関心を示していたが、現在はボルシアMGも獲得レースに参戦している。後者はより高い資金力を持ち、ブンデスリーガに所属していることから、その魅力はさらに増している」

 さらに同紙はSTVVの内情にも踏み込み、「STVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)も以前、契約延長の可能性は低いと認めており、『個人的にはその可能性は非常に低いと感じている』と率直に語っていた」とも記している。

 伊藤は今季ここまで30試合出場で8ゴール。28歳にしてキャリアハイに迫る数字を叩き出している。この数字が複数クラブの視線を引き寄せたのは当然の帰結とも言えるが、問題はその移籍先の”実態”だ。

 伊藤本人は「ラ・リーガが第一希望。バルセロナが好きなクラブ」と語っているが、実際に動いているのはブンデスリーガ方面。しかも約5週間前、伊藤は旧事務所を離れ、堂安律や町田浩樹らを顧客に持つ大手『CAA Stellar Germany』と新たに契約を締結した。フリー退団直前のこのタイミングでの代理人変更は、移籍戦略の布石以外の何物でもない。バルセロナへの夢と、代理人が持つドイツ人脈——その乖離は、現実の移籍市場が何を示唆しているかを雄弁に語っている。

 むしろ今、より複雑な構図を生み出しているのが、ボルシアMGそのものの財政事情だ。同クラブの補強予算は現時点で9億円程度とみられ、フリートランスファーで獲得可能な伊藤は、コストパフォーマンスの面で「絶好のターゲット」として映っているとみられる。

 一方で、ボルシアMGでは町野の退団報道まで重なった。オランダのポッドキャスト番組『DoneDeal』は4月13日、アヤックスが町野を補強候補として検討していると報道。FWワウト・ウェグホルストの契約満了、カスパー・ドルベリのベンチ低迷という事情を背景に、ストライカー獲得を急ぐアムステルダムの老舗クラブが名乗りを上げた格好だ。

 ボルシアMGは現在ブンデスリーガで13位に低迷。攻撃陣の不振が目立っており、町野も28試合出場で3ゴールと物足りない数字だ。ポジションがやや異なるとはいえ、同クラブは町野を放出して伊藤を移籍金ゼロで獲得するという、攻撃陣における“玉突き移籍”のシナリオを描いているようだ。