
ヴィッセル神戸は町田ゼルビアと同じくAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でベスト4入り。準決勝ではアル・アハリ(サウジアラビア)と対戦するが、この一戦では”ある男”の存在が試合の行方を左右するかもしれない。
4月20日に開催されるACLE準決勝では、ウズベキスタン出身のイルギス・タンタシェフ氏が主審を担当する予定だ。同氏の裁定スタイルは、一言で表せば「徹底した原理原則主義」だ。コンタクトプレーに対しては笛を吹かないことで知られ、多少の接触では試合を流す。だが、危険なファールや決定機阻止(DOGSO)と判断した瞬間は話が別。試合序盤であろうと、即座にレッドカードを提示する。いわば「空気を読まない」。その姿勢はアジアの審判の中でも屈指のジャッジ精度と評されており、見る者にストレスを与えない”本物の基準”を持つ人物とも言える。
一方で、過去の実績が神戸サポーターの間に不安を与えるかもしれない。
2023年10月のAFCチャンピオンズリーグ、浦和レッズ対浦項戦でもタンタシェフ氏は主審を担当。この試合で浦和は0-2の完敗を喫している。くわえてシビアなルール適用が続く大舞台で、神戸の選手が「試合の入り」で軽率なチャレンジを見せれば、序盤から数的不利に陥るリスクは決して小さくない。
アル・アハリはサウジアラビア屈指の強豪。FWリヤド・マフレズをはじめ欧州でのプレー経験を持つ選手を擁しているが、タンタシェフ氏の裁定方針がどちらに有利に働くかは試合が始まってみなければわからない。
「ダメなものはダメ」を貫くタンタシェフ審判のジャッジが、神戸のタイトル獲得への道にどのような影響を与えるのだろうか。
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