Jリーグ ヴィッセル神戸

ACLE4強ヴィッセル神戸に苦言!酒井高徳と縁のある関係者が指摘する“甘さ”とは

酒井高徳 写真:アフロスポーツ

 ヴィッセル神戸は16日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝で、アル・サッドに勝利。町田ゼルビアとともにベスト4入りを果たしたが、一部の日本人サッカー関係者から「喜んでばかりはいられない」と、冷静な視点からの苦言が飛んだ。

 その声の主は、JFA A級ライセンスを保持し、ブンデスリーガのVfBシュツットガルトで岡崎慎司や酒井高徳(現ヴィッセル神戸)とともに戦ってきた河岸貴氏だ。スポーツコンサルティング会社「KIOT CONNECTIONS GbR」の創設者でもある同氏は、試合後すぐにXへこう投稿した。

 「劇的勝利に水を差すつもりがないけど、失点の仕方にJリーグのプレー水準の甘さが感じられる。フェルミーノなどハイレベルな選手たちがいるチームにはその隙は突かれる。CLのバイエルンvsレアルは僅かな隙の突き合い。」

 勝利の興奮が冷めやらぬタイミングでの発言だけに、ネット上では賛否が渦巻いている。同氏の冷静な問題提起を評価する反応がある一方、後半アディショナルタイムに同点に追いつき、PK戦を制するという劇的勝利だっただけに、否定的な意見も相次いでいる。

 注目すべきは、河岸氏が単なる批評家ではないという点だ。かつて酒井高徳と同じクラブで働いた経験を持つ”内側を知る人間”が、その酒井が所属する神戸の試合を見て問題を感じた——その重みは軽くない。

 アル・サッドにはロベルト・フェルミーノをはじめとする世界水準のアタッカーが揃う。河岸氏が言う「隙」が欧州トップクラスの相手に通じれば、失点では済まない可能性がある。バイエルンとレアル・マドリードが繰り広げるような「ミリ単位の隙の潰し合い」と、今の神戸のプレー水準の間にある溝——その距離が埋まらないまま準決勝を迎えるリスクは、決して小さくない。