
セレッソ大阪在籍歴のあるブラジル人MFソウザは19日、現役引退を正式に発表。ブラジル『ge』が伝えたアメリカRNの公式声明によれば、「この決断は選手本人によるものであり、ピッチ上でのキャリアに区切りをつけることを選択した」。661試合・108ゴール・9タイトル——20年という歳月が、一行の声明で幕を閉じた。
注目すべきは、これが事実上「二度目の引退」であることだ。ブラジル『ge』は2025年11月12日、アメリカRNが昇格を逃した時点でソウザがいったん引退を検討していたと報じていた。だが「家族が現地での生活に満足している」という理由で1年契約を延長。それからわずか数ヶ月で、その結論は再び覆された。去り際すら、劇的だった。
キャリアのハイライトとして、ソウザはクルゼイロでの2連覇を挙げた。だが引退会見で真っ先に「特別な場所」として口にしたのは、日本だった。
「2013年と2014年にクルゼイロで優勝したのは非常に印象的だった。その後セレッソ大阪に移籍し、チームを昇格させることができた。翌年にはクラブ史上初となる2つのタイトルも獲得した」
そしてキャリア最高の時期を問われると、即答した。
「セレッソ大阪にいたときが人生で最高の時期だった。28歳から29歳の頃で、フィジカルも技術もすべてがピークだった。だからこそタイトルも獲得でき、現地での評価やリスペクトも得ることができた」
2017シーズン、YBCルヴァンカップと天皇杯を制覇。当時のC大阪にとって文字通りの歴史的快挙を体現した男が「あの4年間が全盛期だった」と断言する事実は、クラブの記録を超えた意味を持つ。引退発表後、日本のファンからSNSを通じて多くのメッセージが寄せられたというのも、偶然ではない。
一方で、ソウザは静かな後悔も明かした。
「何も後悔はないし、すべてに感謝している。ただ、もし最初の頃にもう少し努力していたら、もっと多くを成し遂げ、さらに高く飛べたと思う。例えばブラジル代表などだ」
タイトルを積み上げ、日本でリスペクトを勝ち取った男が「もっと早くから本気だったら代表にも行けた」と語る。これは謙虚さではなく、一流の選手だけが抱える「才能への自覚」と「若き日への問い」だ。C大阪で充実した数シーズンを過ごしたとはいえ、自身の現役時代にやや複雑な思いを抱いているようだ。
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