
浦和レッズは18日に行われたJ1百年構想リーグで、鹿島アントラーズに0-1と敗れて6連敗。メルカリスタジアムに詰めかけた浦和サポーターの数や、マチェイ・スコルジャ監督の解任の可能性を巡り様々な意見が挙がる一方、GK西川周作の振る舞いも話題になっている。
同選手は試合終了後、アウェイに駆け付けた浦和サポーターへ挨拶することなくロッカールームへ引き揚げようとした一部のチームメイトに対して激昂。その時のシーンが複数のSNS投稿を通じて拡散されている。
プロとして、最低限の責任がある。アウェイゲームに費用と時間をかけて集まったサポーターを前に、背を向けてピッチを後にする行為——それ自体、通常ならば看過できないプロ意識の欠如だ。だが、問題の本質はそこではない。西川が声を荒げなければ、その場が締まらなかったという事実そのものが、浦和というクラブの「現在地」を如実に映し出している。6連敗という結果以上に、「チームがバラバラ」と捉えられる内部の綻びこそが、浦和の低迷の根本要因とみられても仕方がない状況だ。
西川周作は現在39歳。2014年から在籍しており、クラブの栄枯盛衰を見続けてきたベテランが、仲間に向けて声を荒げなければならない——この構図が持つ意味は重い。スコルジャ監督の去就、補強の方向性。問題は積み重なっているが、選手間の結束すら担保されていないとなれば、戦術や監督交代以前の話だ。
6連敗中のクラブが抱えるガバナンスの問題は、今や外部からも観測できる段階に入っている。チームの「空中分解」という最悪のシナリオが、決して大げさな表現でないことは、このシーンが証明している。それだけに、西川に期待される役割はより大きくなっている。
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