Jリーグ 町田ゼルビア

町田ゼルビアACLE準決勝でも“中東優遇”!AFC関係者「特別な運営上の調整」神戸も被害に

町田ゼルビア 写真:アフロスポーツ

 町田ゼルビアとヴィッセル神戸がベスト4入りを決めたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を巡っては、AFC(アジアサッカー連盟)による様々な決定が物議を醸している。準々決勝以降のサウジアラビアにおける集中開催はもちろん、先日、準々決勝の神戸対アル・サッドの会場が試合開催2日前に突如変更されたことも話題に。今度は町田もAFCの決定による影響を受ける見込みだ。

 中東メディア『アッシャルク・アルアウサト』が、AFC関係者からの独自情報として報じた内容は衝撃的だった。4月21日開催予定のACLE準決勝・町田ゼルビア対アル・アハリ(UAE)について、会場をキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムからプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スポーツシティ・スタジアムへ変更する動きがあるという。「特別な運営上の調整」という名目が挙げられているが、具体的な理由の説明はない。試合まで残りわずか。選手・スタッフが直前に移動・準備のやり直しを強いられる負担は、想像に難くない。

 神戸対アル・サッドの準々決勝でも、試合2日前に全く同じ手順で会場変更が強行された。そのときも説明は曖昧なままだった。偶然と片付けるには、あまりにも「前例」が積み重なりすぎている。

 そもそも、ACLEのファイナルステージは2028/29シーズンまで暫定的にサウジアラビアでの集中開催が決定済みだ。「中立地開催」という建前の下、中東勢が地の利を享受する構造は誰の目にも明らか。自国クラブが出場する国での「中立開催」など、詭弁以外の何物でもない。

 ネット上ではAFCへの批判が渦を巻き、開催地・レギュレーション双方の再考を求める声は一向に収まっていない。さらに今回の報道によれば、もしアル・アハリが決勝進出を逃した場合、決勝戦も同じくプリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアムで行われる見通しとされており、会場選定の基準が「参加クラブの都合」に左右されているとの疑念は払拭できない。

 以前から”中東優遇”と揶揄されているAFCだが、直前での会場変更はJリーグ勢に対してダメージを与えるための戦略の一環とみられる。神戸や町田がタイトルを獲得したとしても、AFCに対する批判は収まらないだろう。