Jリーグ 町田ゼルビア

ACLEは「日本で集中開催を」サウジの“日本メディア批判”に海外反論!町田戦騒動など3つの問題点指摘

AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE) 写真:アフロスポーツ

 町田ゼルビア、ヴィッセル神戸の一部試合が直前で開催場所変更となったことにより、物議を醸しているAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)。サウジアラビアでの集中開催など、AFC(アジアサッカー連盟)による”中東優遇”が、今またも国際的な批判の的となっている。

 サウジアラビアメディア『ariyadhiah』は「基準を引き上げたうえで正式に開催申請を行うべきだ。日本のメディアによる圧力を目的とした批判は何の役にも立たない。基準を引き上げれば、サウジアラビアはそれを最初に歓迎する立場にある」と批判している。

 だが、この主張は的外れだ。海外メディア『Jリーグインサイダー』は、サウジアラビアでの集中開催における問題点を3点列挙した。アル・アハリ対ジョホール戦で意識を失った選手への対応に医療チームが約4分を要するという準備不足。町田戦で試合後にアル・イテハドのサポーターが審判団に物を投げ込む暴力的事態。そして、サウジクラブが出場しない試合でスタジアムが空席だらけという関心の低さ。

 「これがサウジアラビアの高い基準なのか?日本には開催能力がないのか?そしてなぜサウジアラビアは2029年まで開催地であり続けられるのに、他国はこの期間AFCに立候補すらできないのか?日本で集中開催すべきだ」

 これが同メディアの結論だ。問題の本質は「日本の基準が低い」のではなく、「選考プロセス自体が不透明」という一点にある。ACLEのファイナルステージは、2028/29シーズンまで暫定的にサウジアラビアでの集中開催が既に決定済みだ。「中立地開催」という建前の下、中東勢が地の利を享受する構造は誰の目にも明らかだ。

 一方、日本の開催インフラは実証済みの水準にある。2002年W杯の開催、Jリーグの安定した集客・運営実績において、日本はサウジアラビアと比べて優位に立つ。

 「サウジクラブが出場しない試合での空席」は、開催地としての失格を如実に示すデータだ。ACLEがアジアサッカーの頂点を決める大会である以上、自国利益を最大化する特定国に固定開催する仕組みは、大会のブランド価値そのものを棄損しかねない。ネット上ではAFCへの批判が渦を巻き、開催地・レギュレーション双方の再考を求める声は一向に収まっていない。

 ましてやイラン戦争による影響が心配されるなかでの集中開催。AFCが観客や選手等の安全面を考慮して、他国に代替開催を打診しなかったことも大きな問題だ。