
ヴァンフォーレ甲府所属FW内藤大和は、フランスメディア『Fausse Touche』のキリアン記者から異例ともいえる高評価を受けた。J2リーグという舞台にいながら、ヨーロッパの目利きの視線がこの21歳に向き始めている。
キリアン記者のコメントは、これ以上ないほど明快だった。「将来有望な偉大なタレントに、内藤大和の名前を挙げないわけにはいかない。すべてのヨーロッパのクラブに勧めたい選手である。現代ではなかなか見られない、本物のフィニッシャーだ」
「本物のフィニッシャー」。この言葉の重みは、単なる賛辞ではない。スペクタクルなドリブルや戦術眼ではなく、ゴールという結果で評価されるストライカーこそ、欧州移籍市場で最も高値がつく存在だ。その価値を、国外の記者が自発的に発信したという事実は見逃せない。
内藤の経歴を振り返れば、その早熟ぶりは際立っている。甲府下部組織出身の彼は、2021年10月のV・ファーレン長崎戦でトップチームデビュー。翌2022年4月には高校生のままプロ契約を締結し、天皇杯では1試合2ゴールという鮮烈なプロ初ゴールを飾った。そして2025シーズン、J2リーグ戦27試合で5得点を記録しブレイク。さらに2026シーズンからは背番号「10」を纏った。
だが、現実は厳しい。3月14日のいわきFC戦で負傷し、戦線を離脱。欧州メディアが注目し始めたタイミングでは、ピッチに戻っていない。
右足関節三角靭帯損傷、前距腓靱帯損傷、前脛腓靭帯損傷という怪我を負い、復帰に向けて努力している内藤。復帰後の一挙手一投足には、欧州スカウトの目も注がれているはずだ。現時点で海外クラブからのオファーは報じられていないものの、すでに一部のクラブが目を付けている可能性は十分ある。
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