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“三笘移籍”とX投稿多数。ファティのブライトン移籍報道でイーロン批判も

三笘薫 写真:Getty Images

 日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトンの主力選手として活躍している。しかしブライトンがバルセロナからスペイン代表FWアンス・ファティを獲得に迫っているという報道を受けて、日本国内では三笘のステップアップ移籍を予想する声が噴出。X(旧ツイッター上)での収益確保を目的とした「インプレッション稼ぎ」への批判も沸き起こっている。

 ファティはバルセロナで「10」番を背負っていたが、スタメンでの出場機会が限定。トッテナム・ホットスパーなど複数クラブが新天地候補に挙がっていたが、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』など複数メディアの報道によると、ブライトンが1年レンタルでの獲得によりバルセロナと合意に達したとのこと。欧州の移籍市場最終日である8月31日にも正式決定する見込みだ。

 ファティのブライトン移籍報道により、左サイドでポジションが被る三笘の去就にも注目が集まっている。

 ブライトンとの契約を2025年6月まで残す三笘には、今月中旬に契約延長の可能性が報じられていた。しかし本人は27日のプレミアリーグ第3節ウェストハム・ユナイテッド戦後に「何も話せません」と、今夏残留を明言しなかったという。くわえて英メディア『トークスポーツ』は30日になって、DF冨安健洋所属アーセナル移籍の可能性を伝えている。

 それだけに、Xでは「三笘移籍あるのか?」「ファティと三笘ポジション被るんだけど…」などといった声が上がる一方で、「ファティ来るから三笘移籍って、それはない」「ファティに買取OPないから、三笘の後釜ではない」とブライトン残留説も。「三笘はファティとのポジション争いで勝ってほしい」と、両選手の競争を予想するSNSユーザーもいるなど、「三笘移籍」がトレンド入りしている。

 ただ一方でX上で「三笘移籍」と検索すると、同じ文章の投稿が多く見られる。それだけに「三笘移籍というワードを使ったインプレッション数稼ぎかな」といった指摘も飛んでいるほか、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏への批判も相次いでいる。

 Xは「クリエイター広告収益分配プログラム」を今月8日から日本でも順次適用。プログラムに参加するためには「過去3カ月間の投稿に対するインプレッションが1500万件以上」などの条件を満たす必要がある。そのためプログラム運用開始後から「インプレッション稼ぎ」を目的とした投稿が多く見られ、SNSユーザーの間で議論の対象となっている。